遊んで生き残る

【秋田県】「生グソ」は日本一まなびの多いカキ氷スイーツ

秋田県ご当地スイーツである「生グソ」を食べてきました。

 

生グソとは、、

生グレープフルーツフトの略だそうです。

店員さんに確認したので間違いないです。

 

具体的にどのようなスイーツなのかと言うと、、

「生の果肉を使ったグレープフルーツのシロップとソフトクリームを乗せたカキ氷」です。

 

こちらが「生グソ」になります。

かなりデカいです。

 

どうやって食べれば良いのか分からないので、周りの人を観察してみると、、、

下の方から削って食べている方が多いので真似してみることに、、

ボロボロ崩れます。

これをキレイに食べるのは至難の技です。

ただ、配膳と同時におしぼりも渡されるので、こぼしても拭き取ることが出来ます。

 

驚くべきは、その美味しさです。

氷がふわふわで、まったく雑味の無い透き通った味です。

絶対に良い氷を使っています。

 

さらに、シロップの味が濃いです。

かなり甘めです。

ただ、生の果肉が使われたグレープフルーツの酸味が甘みを上手く中和してくれます。

濃いし甘いのに、後味が爽やかでスッキリとしています。

 

これくらいまで食べ進むと、もう至福の時間です。

グレープフルーツの果肉、シロップ、ソフトクリームが溶けた氷と合わさって、本当に美味しいです。

大満足の一杯です。

 

あまりに美味し過ぎたので、もう一杯食べることにしました。

次は、生バナナシロップにソフトクリームをトッピングです。

そして、氷は少なめにしました。

少なめでも十分にボリュームがあって最高ですね。

 

せっかくなので「普通盛り」「氷少なめ」を比較してみます。

普通盛りが異常にボリューミーなだけで、少なめでも凄いボリュームですね。

 

氷が少なくても、結局こぼします。

もちろんバナナ味も最高です。

ペーストされたバナナが使われています。

こちらもかなり甘めです。

本当にシロップが濃いです。

至福な時間です。

 

本当に美味しかったです。

秋田県まで足を運んだ価値がありました。

いままで食べたスイーツで一番美味しかったかもしれません。


 

~ここからタイトル回収~

 

「生グソ」が美味しい。

それだけで素晴らしかったのですが、ボクが本当に感銘を受けたのがお店の「システム」です。

 

まず、店内は「クーラーが稼働していません」

もの凄く暑いです。

ボクが訪問したときも、気温は32度くらいありました。

店内では、うちわやハンディ型の扇風機を使っている方がチラホラいました。

 

決して快適とは言えませんが、だからこそ「カキ氷がめちゃくちゃ美味しい」んです。

暑いなかで食べるカキ氷は本当に最高です。

これがクーラーの効いた快適な空間であれば、そこまでの感動は無いでしょう。

 

店内が暑いことによって、カキ氷も溶けます。

夢中になって手を動かして食べることになります。

ダラダラとスマホをイジってる暇なんてありません。

カキ氷を食べることに全集中します。

楽しい!

 

これはお店の回転率を上げる役割もあると思います。

かなりの人気店らしくひっきりなしに新しいお客さんが来ていました。

 

さらに、このお店は食べ終わったら「テーブルを自分で拭いて退店」しなければいけません。(ついで器も自分で片付ける必要がある)

配膳されるときに、おしぼり(布巾)も同時に渡されます。

ただでさえキレイに食べるのが難しいカキ氷にはおしぼりが必須です。

ボクは一口食べるたびにこぼすので、常におしぼり片手に食べていました。

 

逆に言えば、キレイに食べられるなら、頻繁にテーブルを拭く必要がありませんし、退店時の手間も大幅に減ります。

これがゲームとして機能しています。

どれだけキレイにこぼさずにカキ氷を食べられるか?

こぼさずに食べられるなら、たくさんカキ氷を食べられるし、頻繁にテーブルを拭く必要も無い。

楽しい!

 

つまり、、

 

「クーラーが稼働していなくて暑い」

「自分でテーブルを拭く必要がある」

 

これらの、「本来であれば不便な要素を上手くエンタメとしてプラスの方向に昇華している」のが素晴らしいと思うのです。

 

しかも、お店側も、お客さん側も、お互いにウィンウィンです。

みんな得をしています。

 

日本一まなびの多いカキ氷が秋田県にありました。

間違いなく名店です。

味だけではなく素晴らしい体験も提供していただきました。

必ずまた行きます!

RELATED POST
遊んで生き残る

【青森県】2023年 紅葉に染まる「北金ヶ沢の大銀杏」と「折曽の銀杏」【深浦町】

2023年11月24日
珠音真珠も生き残る
青森県の深浦町にある「銀杏」(イチョウ)を見てきました。 「北金ヶ沢の大銀杏」(きたかねがさわのおおいちょう)と「折曽の銀杏」(おりそ …