現在は仕事を退職して無職をしているボクですが、食事をしていて、ふと思ったことがあります。
(そういえば、ご飯って噛むものだったなぁ)と。
社畜自慢のような話は好きではないのですが、ボクが退職前に勤めていた会社はとても忙しく、食事もスピーディーにとらなければなりませんでした。
まともに自炊をする暇もないので、調理の手間が掛からないものを食べることが多かったです。
コーンフレークなどのシリアル類にはよくお世話になりました。
牛乳をかけたばかりだと固くて食べづらいので、牛乳をかけてしばらく放置するんです。
放置している間にヒゲを剃ったり、仕事の準備をしたりします。
そして、柔らかくなったシリアルをほぼ噛まずに飲み込むのです。
ほかには、ご飯に豆腐と納豆をぶっかけて食べることも多かったです。
豆腐の冷たさによって、ご飯の熱が冷めるので一気にかきこめます。
こちらもほぼ噛みません。
ちゃんと食事を噛まない影響か、胃の調子があまり良くなかった気がします。
いまになって思い返せば、食事というより栄養補給ですね。
日々の忙しさから、食事を味わうという概念が自然と抜け落ちていたんです。
仕事に忙殺されているときには自分で気付けませんが、食事というのは、栄養補給以上の意味がちゃんとあるんですよね。
再就職までの間は少しゆっくりして、食事をちゃんと味わいます。
ご飯がとても美味しいです。
食材にしっかりと感謝して、ちゃんと噛んで味わって食べます。
元社畜から言わせてください。
「働かずに食う飯は美味い」です。