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名作ホラーゲーム「SIREN」は何が難しいのかゲームデザインを解説

「SIREN」というPS2で発売された名作ホラーゲームがあります。

現在となればレトロゲームに分類されるのかもしれません。

ボクはこのゲームが大好きです。

発売当時(2003年)に友だちと一緒に徹夜しながらクリアしました。

それからも定期的に遊び続けて、おそらく5週くらいはしたと思います。

 

ちなみに、現在プレイするのならPS3を用意する必要があるので、少し敷居が高いかもしれません。

PS5やPCでも遊べる日が来るのを楽しみに待ち続けています。

 

さて、「SIREN」というゲームは「試練」と揶揄されることがあるように、とても難易度が高いゲームです。

今回は、その難易度とゲームデザインについて考察したいと思います。

SIRENをプレイしたことのない人でも楽しめるように書きます。

 

SIRENが難しい理由とゲームデザイン

結論から「何が許されて何が許されないのか区別するのが困難である」、これがSIRENが難しい理由です。

そのゲームデザインも含めて説明します。

 

普通のゲームは許されない行為を最初からできないように設計されていることが多いです。

たとえば、行ってはいけない場所には鍵を掛けたり、道を封鎖して行けないようにします。

SIRENの場合は基本的に「敵を置く」ことによって封鎖するのです。

敵を設置することによって道を塞ぐと聞けば、そんなの他のゲームでもやっていると思うでしょう。

しかし、SIRENの場合は敵の設置に関して他のゲームよりも複雑なのです。

 

自分が丸腰で、敵が武器を持っている場合は殺されます。

自分が武器を持っていても、敵が銃を持っていれば殺されます。

さらに、敵の挙動も確認しなければなりません。

敵が銃を所持していても、定期的に視線を逸らすようであれば、その間に突破できます。

このように、自分の状況と敵の状態を照らし合わせて、何が許されて何が許されないのか、常に判断しなければならないのです。

 

SIRENでは許されない行為をすると容赦なく殺されます。

一瞬の判断ミスで殺されます。

基本的に2~3発くらい殴られれば死にます。

銃で撃たれれば1~2発くらいで死にます。

判断ミスは許されません。

 

行きたい場所に敵が設置されていた場合、その道は突破可能なのか?

つまり、その行為は許されるのか?を判断しなければなりません。

その判断が難しいのです。

 

初見であればなおさら難しいです。

適当にプラプラしていたら間違いなく殺されます。

きっと理不尽に感じるでしょう。

 

しかし、敵をよく観察し、攻略ルートを発見してしまえば、実はそれほど難しいことをさせているわけではないことが分かります。

これが名作たる所以でもあると思います。

 

他には、謎解きが分かりづらかったり、全体的にプレイヤーに投げっぱなしの作りが難易度を引き上げていますね。

もし、SIRENをプレイしたことがない方がプレイする機会があれば、この記事を思い出して欲しいです。

殺されまくる原因とゲームの作りが分かると思います。

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