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チープすぎる、長すぎる、ひどすぎる「ハングリー 湖畔の謝肉祭」感想 レビュー

 

1.「ハングリー 湖畔の謝肉祭」ってどんな映画?

若者たちがマスクを被った謎の食人一族に襲われるホラー映画です。

それほどグロくありません。

直接的なグロ描写はかなり抑えられている作品です。

 

2.どんな人におススメ?

・チープな手作り感満載の映画が見たい方

 

3.珠音真珠の感想

まずは映画館に置かれているチラシの裏をご覧ください。

「悪魔のいけにえ」

「屋敷女」

「サランドラ」

「13日の金曜日」

そうそうたる名作ホラータイトルが羅列されています。

この宣伝文句に反応しないホラーファンはいないでしょう。

 

しかし…

ホラーファンであれば同時にこうも思うはずです。

 

(うん…まぁ優しい目で見てあげよう…)と。

 

つまり誇大広告であることを事前に察知してしまうのです。

残念ながらその心遣いは的中することになります。

 

すみません。

本作はかなりダメな映画です。

 

どの絵面を切り取っても、とにかくチープなんですよね。

00年台のドラマ、もしくは高画質なYouTubeのドッキリ動画くらいのクオリティです。

すべてのギミックが手作りで、CGに頼らない姿勢は好印象ですが、あまりに安っぽさが目立ちます。

音楽も無駄に仰々しく、何だか下品な印象を受けてしまいます。

 

そして尺が長すぎます。

本作は90分と決して長尺とは呼べない長さですが、それでも長く感じるくらいに無駄なシーンが多いです。

トワイライトゾーングースバンプスなら1話で本作を描き切ることが出来るでしょう。

つまり、映画でありながらドラマ1話分くらいの情報量しかない作品なのです。

 

惨劇が起こるまでが長すぎるんですよ。

ホラーでありがちな若者たちのおバカな会話や、カップル同士のイチャイチャが延々に続きます。

その退屈さったらないですね。

ホラーというのは殺人鬼グラビアでもあると思うんですよ。

ボクは殺人鬼(あるいはクリーチャー)が暴れる姿が見たいんです。

本作は食人一族がほぼ活躍しません。

若者たちのくだらないやり取りばかりで話が進まないです。

食人一族も全然強くないし、まったく魅力がありません。

 

また、カニバリズム描写に期待して鑑賞する方もいるかと思いますが、その期待は満たされないことも明記しておきます。

直接的なグロ描写はほぼありません。

ポジティブに考えるのなら、グロ耐性が低い方でも鑑賞できると言えますが…

 

ちょっと本作はひどすぎますね。

見どころと言えば、パブに登場する奥さんくらいでしょうか。

俳優さんは分かりませんが、素晴らしい顔芸を見せてくれます。

凄まじい迫力です。

ボクは劇場で笑いをこらえるのに必死でした。

 

申し訳ありませんが、とてもおススメはできないです。

今年(2022)のワースト候補です…

 

 

余談

CGに頼らないホラーで、ボクがおススメしたい作品があるので紹介させてください。

「クランプス 魔物の儀式」という作品です。

この作品は素晴らしいですよ。

映画として面白いのはもちろんのこと、作り手の愛とこだわりが感じられる作品です。

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