映画で生き残る

芸達者な怪獣「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」感想 レビュー

 

 

1.「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」ってどんな映画?

昭和に制作された特撮怪獣映画です。

ガメラとバルゴンが戦う映画でもありますが、バルゴンVS人類と言った要素の方が強いです。

また、子どもが出てこないことも大きな特徴です。

(昭和ガメラシリーズは基本的に子どもが良く出てくる)

 

2.どんな人におススメ?

・芸達者な怪獣が見たい方

・未知の怪獣に対して、人類が知恵を駆使して立ち向かう話が見たい方

 

3.珠音真珠の感想

パプアニューギニアに隠した巨大なオパールを、小悪党たちが密輸することからストーリーは始まります。

しかし、巨大なオパールだと思っていたそれは、実は怪獣の卵(バルゴンの卵)だったのです。

密輸中に、船の上でバルゴンの卵が孵化してしまい、日本にバルゴンが上陸して暴れまくります。

 

バルゴンの卵が孵化するシーンが気持ち悪くて最高なんです。

 

お目々が可愛いバルゴンですが、なかなか芸達者な怪獣です。

ツノや尻尾による肉弾戦はもちろんですが、、、

伸ばした舌で攻撃する。

伸ばした舌から冷凍ガスを噴出する。

背中から虹色の殺人光線を出す。

なかなかのとんでも怪獣です。

 

しかもガメラを余裕を倒します。

ガメラが冷気に弱いという弱点もあって、バルゴンの冷凍ガスでガメラを倒してしまうのです。

 

バルゴンは結構強いです。

 

しかし、「水に弱い」という致命的すぎる弱点を抱えています。

雨が降っただけで冷凍ガスも使えなくなりますし、冬眠したように動けなくなってしまいます。

水に沈められたら死にます。

そもそも、船の上(海上)で孵化して、どうやって日本まで来たのか?

もしかしたら、水には弱いけれど、海水は別なのかもしれません。

なにせ、海に囲まれた島生まれの怪獣ですからね。

 

そんなツッコミどころもご愛嬌でしょう。

古い特撮というのは、ツッコミどころも含めて楽しいから良いのです。

 

時価200億円のダイヤモンドを使用するマシンが登場したり、

バルゴンの殺人虹光線を跳ね返す鏡張りのパラボラ型装置が登場したり、

非常にハッタリが効いていてよろしい。

 

実はガメラはあまり出てきませんが、バルゴンとの対決シーンは迫力満点です。

とくに、バルゴンを琵琶湖に引きずり込むシーンは何度見てもゾッとしますね。

巨大な亀に水中に引きずり込まれるって悪夢ですよ。

 

1966年にこれをやっていたんだから本当に凄い。

そんな古き良き特撮映画です。

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