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ダークコメディクライムサスペンス「最後まで行く」(韓国版)感想 レビュー

 

1.「最後まで行く」(韓国版)ってどんな映画?

プライベートで人を轢いてしまった主人公。

隠蔽を図ろうと奔走するが、目撃者と思われる人物から脅迫の電話が鳴り…

 

2.どんな人におススメ?

・汚職警官ものが見たい方

・クライムサスペンスが見たい方

・相次ぐトラブルをアイデアで解決していくような作品が見たい方

・ダークコメディが見たい方

 

3.珠音真珠の感想

面白いです。

海外ドラマのプリズンブレイクにノリが似ています。

次々と新しい問題が発生し、それらをアイデアで解決して行くのは見ていて楽しいです。

ギミックも豊富で飽きさせないですね。

 

主人公のキャラ設定が秀逸です。

汚職警官ですし、決して褒められた人物ではないのですが、ガチのクソヤローというわけではありません。

むしろ善人よりです。

頭は切れますが、感情的で人間臭い人物です。

観客が感情移入しやすい人物として描かれています。

 

テンポも良く、次々と新展開が披露されます。

観ていて、ダルくなる瞬間がひとつもありませんでした。

 

個人的に面白かったのが、神や宗教などの道徳や倫理と、現実との対比を描いている部分です。

本当に追い詰められた人間からすれば、神や宗教(道徳や倫理)などよりも現実を優先するのは当たり前のことです。

主人公が轢いてしまった遺体を隠す方法は、罰当たりにもほどがある方法です。

しかし、死人に口無しと言うべきか、自分が生き延びるためなら手段は選んでいられません。

なりふり構わず、死にものぐるいで問題を解決しようとする姿勢は、観ている側としては最高のエンターテイメントです。

 

2023年5月19日から日本でのリメイク公開が発表されました。

本作の見せ場を予告ですべて見せちゃっているんですよね。

原作(韓国版)を鑑賞済みの身からすれば新鮮味が無いくらいです。

ということは、、また別の展開になるのかもしれません。

こちらも劇場公開と合わせて、速攻で観に行きます。

 

原作も観る、リメイクも観る。

ボクも最後まで行きます。

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