料理を作って提供し、スコアを記録する協力型のパーティーゲームです。
「オーバークック」、「オーバークック2」の両タイトル、さらにDLCもすべて収録されています。
簡単に言えば、オーバークックシリーズの全部入りエディションです。
クロスプレイにも対応しています(注:気になったところで詳しく書きますが、実質クロスプレイはできないものと考えた方が良いかもしれません)。
販売サイトによって「オーバークック王国のフルコース」、「Overcooked! All You Can Eat」と表記が分かれていますが、どちらも同じゲームです。
・協力型ゲームが好きな方
・脳トレのように頭を使うゲームがやりたい方
・効率などを追及して高スコアを叩き出すのが好きな方
・フレンドと遊ぶゲームを探している方
フレンド必須です!
フレンドがいなければゲームにならないと言っても過言ではありません。
・大ボリューム
200以上のステージが収録されています。
胃もたれするほどボリュームがあります。
・協力プレイが楽しすぎる
フレンドと遊ぶのがとにかく楽しいです。
「俺が切るからそっちで焼いといて」、「皿洗っといて、こっちで配膳しとく」、このようなやり取りが本当に楽しかったですね。
まるで本当に一緒に仕事をしているような感覚でプレイできました。
・豊富なステージギミック
大砲に乗って対岸に渡ったり、火事の最中に調理したり、ステージギミックが豊富です。
常識に囚われない発想が愉快で楽しかったです。
・ゲーム的な欠点がゲーム性に貢献していること
このゲームは微妙に操作性が悪いです。
(そうじゃねぇよ)、(そっちじゃねぇよ)と何度も思うことでしょう。
ストレスや焦りが実際の仕事でも良い影響を与えないように、このゲームでもストレスや焦りを感じたら上手くいきません。
この感覚はとてもリアルなんですよね。
食材のアイコンも見づらいです。
それだけに整理整頓することが大切になってきます。
無計画に大量の食材をそこらに置くと現場が大混乱します。
ゲーム的な欠点がゲーム性と面白さにも繋がっているのはとても興味深いですね。
奇跡の科学反応です。
・同じ程度の実力を持ったフレンドを揃える必要がある
このゲームは難しいです。
全員がちゃんと動かなければゲームとして成立しません。
ギミックを知らなかったり、周りの人についてこられない人がいるとゲームになりません。
たとえば、ゲーム経験者2人と初心者1人でプレイするときなど、初心者はとても辛い思いをします。
これは野良でオンラインプレイを楽しむときも同様です。
自分がある程度上手くなければ周りの人に迷惑を掛けまくって楽しめません。
パーティーゲームとして見れば、あまりに難し過ぎるような気もします。
それだけにやり応えがあるとも言えますが。
・ステージごとの難易度、楽しさの差が凄い
200以上のステージがあるので仕方ないですが、難易度と楽しさの差が凄いです。
個人的にDLCである「カオスカーニバル」の3-2ステージが一番難しかったです。
ボクはフレンドと一緒にプレイして星3つ取得するのに3時間くらいかかりました。
楽しさの差も凄いですね。
もう難易度を上げ過ぎて、楽しさよりもストレスの方が勝っているようなステージもチラホラあります。
・サーバーが劣悪すぎる
ボクは一度しかクロスプレイが成功しませんでした。
しかも1ステージクリアしただけでエラーではじかれてしまいました。
その後、何度やり直してもクロスプレイが成立しません。
クロスプレイは実質できないと思っても良いと思います。
ボクはsteam版とPS4版の両方を持っているのですが、フレンドとオンラインで遊ぶときにはPS4同士でオンラインプレイを楽しんでいます。
そのPS4同士ですら、たまにサーバーエラーが起きます。
早く改善して欲しいですね。
・どうせ必要になるからと大量に食材を用意しないこと
取り回しが悪くなり、現場が大混乱になります。
必要な分に加えて、ちょっと余分に取るくらいで十分です。
ステージによっては余分な食材を取る余裕がないようなシビアなバランスになっているところもあります。
・クリアできなかったときは最後にどのような状態だったか見ること
たとえば、最後に切った食材が大量に余っていたら、それ以外の作業が間に合っていないということです。
切る作業もほどほどに、違う作業も手伝いましょう。
このように、最後どのような状態で終わっているか確認しながら改善しましょう。
・ボウルなどは返すよりも捨てた方が早い場合がある
ミキサーのボウルなどは律儀に元の場所へ返すよりも、捨てた方が早い場合があります。
捨ててしまうと数秒後に自動で元の場所に戻ります。
・とにかく投げる
食材はとにかく投げましょう(クック2でしか食材は投げられません)。
歩いて運ぶよりも投げた方が大幅にタイムを短縮できます。
・調理した食材をどのように回収するか意識する
調理した食材をどのように回収すればもっとも効率よく現場がまわるのか意識しましょう。
たとえば、焼いた肉をフライパンから回収するときは、皿を持っていくべきなのか?フライパンごと持って行って皿に盛り付けるべきなのか?あるいはバンズのように違う食材で回収するべきなのか?
そのステージに合わせて効率の良い立ち回りをしましょう。
・常に声掛けすること
チームワークが大切なゲームです。
全員バラバラの考えで動いていたらクリアできません。
常に声掛けをしてプランを共有しましょう。
また、動いていない人には作業を割り当てましょう。
何をすれば良いのか分からないのなら、自分から何をすれば良いか聞きましょう。
う~ん、本当の仕事みたいですね。
・なるべくオーダー通り順番に料理を提供すること
順番通りに提供するとボーナスが付きます。
さらに、注文を落とす(制限時間内に提供できなかった)ことも減るでしょう。
・残り1分のプランを考える
制限時間が1分を切った辺りから、あとどれくらいの料理を提供できるのか考えましょう。
もっとも手間がかからず早く提供できる料理を作ることが重要になります。
・隠しステージ(ケビン)がある場所の見分け方
オーバークック2にて、ステージのピンが白黒に点滅していたら隠しステージがある証拠です。
そのステージで、オーダー通りに順番を守って料理を連続で提供するか、ハイスコアを出すと隠しステージが出現します。
結論から「フレンドがいるなら絶対に買いのゲーム」です。
フレンドと協力しながらステージをクリアしていくのが楽し過ぎるゲームですね。
何度も壁にぶつかりながら戦略を練り改善していくのがたまらないです。
ステージごとに設置された豊富なギミックがプレイヤーを飽きさせません。
基本的なゲームシステムは変わらないのですが、作る料理、ギミック、レイアウトが変わり続けるので常に新鮮なんですよね。
クリアするまでは一度も中だるみすることはありませんでした。
フレンド必須と記事タイトルでも書きました。
個人的には二人でプレイするのがもっとも面白いと感じました。
3人だとプレイヤーが分かれるステージで1:2という状況になりやすく、少しバランスの悪さを感じました。
4人になると、さすがにプレイヤーが多すぎてゴチャゴチャします。
やはり個人的には二人でプレイするのが一番楽しいですね。
一人でもフレンドがいるなら十分に楽しめると思います。
もちろん、3人でも4人でも楽しいです。
プレイする人数によって別ゲーになるくらい人数の影響を受けるゲームです。
欠点としては、サーバーが劣悪でオンライン環境があまり快適ではないことが挙げられます。
クロスプレイは(2022年3月現在)実質できないと思っても良いかもしれません。
自分は一度しか成功しませんでしたし、1ステージクリアするとエラーではじかれてしまいました。
本作はsteam版の評価があまり高くありませんが、大半がこのクロスプレイに対する不満です。
PS4同士でプレイするならそれなりに安定しているので、ボクはPS4で遊ぶことが多いです。
せっかく協力プレイが楽しいゲームなのに残念でなりません。
また、パーティーゲームでありながら、それなりに難易度が高いことを強調したいです。
かなり頭も使いますし、操作も忙しいです。
ステージによってはかなりシビアな操作も求められます。
せわしないゲームが苦手な方は少し注意が必要です。
遊びに来てくれた何人かの友だちに遊ばせてみたのですが、「わけわかんねぇ、ついて行けない、違うゲームやらない?」と言い出す人もいました。
無理はありません、それほど難しいのです。
それだけにやり応えは十分だと言えます。
総じて、「同じ程度の実力があるフレンドがいるなら神ゲー」です。
フレンドと遊ぶゲームを探しているならマストな作品です。
ぜひフレンドと楽しんでください。