ゲームで生き残る

試みは凄く興味深い「意味がわかると怖い30秒怪談」感想、レビュー

+1

 

1.「意味がわかると怖い30秒怪談」ってどんなゲーム?

ティラノビルダーで作られたビジュアルノベルホラーゲームです。

30秒の怪談を見たあとに、その怪談の違和感を探し出して指摘します。

フリーゲームとして配信されています。

 

 

2.どんな人におススメ?

・ガチホラーはイヤだ…という方

 

3.良かったところ

・ゲームのアイデアは面白い

 

4.ちょっと気になったところ

・対象年齢が低め

 

5.今からプレイする方へ

・とくになし

 

6.珠音真珠の感想

アイデアや、その試みは凄く興味深い作品だと思います。

 

30秒の怪談を見たあとに、その怪談の違和感を指摘するゲームです。

たとえば、

3人で心霊スポットに行った

心霊スポットで撮影した写真には4人写っていた

「3人」で行ったはずなのに「4人」も写真に写っているのはおかしい…

このような具合に、違和感を探し出して指摘します。

 

全部で10問収録されていて、機械音声ですがフルボイスで怪談を聞くことが出来ます。

 

怪談の内容ですが、エグい話は一切ありません。

それほど怖くは無いです。

ゲームの難易度も低く、プレイヤーの対象年齢はかなり低めに設定されているような印象です。

ちょっと皮肉っぽい言い方になってしまいますが、もし自分が小学生だったら凄く楽しめたと思います。

大人の目線でプレイするなら、それほど面白くは無かったです。

 

このゲームを、大人でも楽しめるようにするのは、かなり難しいと思います。

たとえば、犯人探しを目的とした純粋なミステリーであれば、起こった出来事を整理して、その違和感から犯人を推理する楽しさがあります。

これをホラーで、なおかつ「違和感を探し出せ」と言われても、怪異が絡む時点で何でも有りになります。

 

「30秒怪談」というのも悩ましい設定です。

実際にプレイしてみれば分かるのですが、黙って話を聞くのは30秒くらいが限界だと思います。

それ以上になると、ゲームとしてフラストレーションが溜まり、面倒くさくなってしまいます。

30秒に物語を詰め込む以上、複雑な話を展開することは出来ません。

必然的に、簡単な問題ばかりになります。

 

アイデアは凄く面白いです。

怪談の違和感をゲームに落とし込むのは、興味深い試みだと思います。








+1
RELATED POST