世の中にはたくさんのルールがあります。
学校には校則がありますし、会社には就業規則があります。
法律もありますし、交通ルールだってあります。
こんなことを言ってしまうと身も蓋もないですが、どれも人のモラルに頼っている時点で欠陥システムのように思ってしまいます。
いくら罰則を設けたところで、結局は人の心掛け次第で簡単に一線を飛び越えてしまえるのです。
少し話がシリアスな感じになってしまいました。
結局何が言いたいのかというと、心掛けに期待するよりも仕組みを整えた方が何事も上手く行くのではないか?ということです。
たとえば、公園などに設置されているゴミ箱でゴミの分別が出来ていない、さらにゴミがあふれ出ていて景観を損なっている。
このような状態を改善したいとしましょう。
ゴミの分別表を設置したり、ゴミがあふれ出ないように注意を促す表記を付けるなど、さまざまな対策があると思います。
しかし、結局はどれも人のモラルに依存するような対策です。
いっそのこと、ゴミ箱を撤去したらどうでしょうか?
そうすれば、少なくともゴミの分別は無くなりますし、ゴミがあふれ出ることも無くなるはずです。
もう一つたとえを出しましょう。
学校帰り、あるいは会社の帰りで買い食いがやめられないとします。
強い意志を持って買い食いをやめようとしたところで、これも結局は意思や心掛け頼りです。
ストレスを受けてお腹も減った状態でコンビニが目に飛び込んできたらどうでしょう?
ふらっと立ち寄ってしまう可能性が高いです。
ならば、最初から財布を持たずに出掛けたらどうでしょうか?
そうすればお金が無いので買い食いは出来なくなります。
このように、心掛けに期待するよりも仕組みを整えた方が上手く行くことが多いと思います。
ボクは自分が意思が弱い人間であることを知っていますし、感情がリアルタイムで変化することも知っています。
何事もなるべく意思に頼らない仕組みづくりをするようにしています。
そちらの方がずいぶん楽ですからね。