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リュック・ベッソン節が感じられる「DOGMAN ドッグマン」感想、レビュー

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1.「DOGMAN ドッグマン」ってどんな映画?

幼い頃、家族からの虐待によって、犬小屋に閉じ込められてしまった主人公の少年。

救出され、家族からは開放されるも、その後の人生では上手く社会と折り合いを付けられず、犬だけが彼の心の支えになっていた。

ある日、街のギャングとトラブルになり、彼は愛犬たちと共に戦いに身を投じることになる。

バイオレンス・アクション映画です。

犬が痛い目にあうシーンは無いので、気になる方は安心してください。

 

2.どんな人におススメ?

・犬好き

・斬新なアクションが見たい方

 

3.珠音真珠の感想

リュック・ベッソン監督(レオンやフィフス・エレメントの監督、トランスポーターシリーズの制作にも関わっている)らしい作品です。

物語は小ぢんまりとしていますが、一人の人間の生き様にしっかりとフォーカスした良作だと思います。

 

犬たちとの連携の取れたアクションシーンは素晴らしいの一言です。

(犬、頭良すぎだろ!)と思わなくもないですが、創作物なので良いのです。

ケレン味がある方がリュック・ベッソンらしいです。

 

リュック・ベッソン監督でもっとも好きな点が、物語の分かりやすさです。

どのシーンを切り取っても分かりやすく作られています。

画面上で何が起こっているのか?

何を描写しているのか?

すべて明確に汲み取れるように作られているのです。

実はこれって凄いことだと思います。

 

最後に、主人公の女装について。

近年は取って付けたようなLGBTQ描写が目立つ作品が多いです。

大人の事情で、物語的に意味の無い薄っぺらな描写をする方が、ボクは不誠実だと思います。

しかし、本作の取り扱い方は完璧です。

主人公は女装する理由がちゃんとあるのです。

主人公が女装することによって、作品の魅力が増しています。

この辺も好きな部分です。



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