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ネットで怪談が聞ける時代に、わざわざ朗読会に足を運ぶ意味はあるのか?「7/15 言霊怪談会 in 秋葉原」に行ってきた

136(イサム)さんの怪談朗読会に行ってきました。

 

公式サイト

言霊堂

 

136さんは怪談朗読ユーチューバーとしてご活躍されている方です。

ボクは136さんの大ファンで、かれこれ10年くらいは136さんの怪談朗読を聞き続けています。

とくに出勤時や登山中には耳がお世話になりっぱなしです。

 

136さんは女声を出すのが抜群に上手いですよね。

 

そんな136さんの怪談朗読イベントが秋葉原で開催されるとのことで参加してきました。


 

ここからダメ出しが多くなります。

136さんのファンの方は少し気分が悪くなると思いますので、読まない方が良いかもしれません。

ただ、ボク自身が136さんの大ファンであり、より良いイベントになって欲しいことを願ってこの記事を書いています。

また、本当に好きなものだからこそ、盲目的に何でも崇拝するのではなく、本音をぶつけるべきだと考えています。


 

136さんの怪談朗読会に行くにあたって、ボクは一つだけ懸念がありました。

 

「ネットでいくらでもタダで怪談朗読が聞ける現代で、わざわざお金を払ってまで怪談朗読会(生ライブ)に足を運ぶ意味はあるのか?」

 

結論から言えば、「無い」と言わざるを得ないと思います。

少なくとも、今回のイベントに限っては、わざわざお金を払ってまで足を運ぶ必要性を感じませんでした。

ネットで十分です。

 

怪談を聞くためにはが必要です。

それが人を呼んで怪談イベントを開催するとなれば、耳だけではなくも楽しませる必要があると思います。

そこが足りていないと思います。

 

会場では、いくつかの照明モニターが取り付けられていました。

その照明やモニターが全く活かされていません。

朗読が始まると、照明が暗くなるくらいで、何の演出もありません。

怖いシーンに差し掛かると、照明を赤に変更するなどの演出が欲しかったです。

 

モニターも、136さんのYouTubeチャンネルのアイキャッチ画像が表示されたままで何の変化もありません。

せめて、イベント名である「7/15 言霊怪談会 in 秋葉原」という文字を表示するくらいはして欲しかったです。

また、読んでいる話のタイトルくらいはリアルタイムで表示させるべきだと思います。

 

舞台のビジュアルも配信機材が丸出しで、雰囲気がありません。

キャンドルライトくらいは設置して、ムードを作るべきです。

 

(贅沢を言えばスモークも炊いて欲しい)

(贅沢を言えばライブ限定で効果音を付けて欲しい、足音、鈴の音、風が吹いた音を鳴らすなど)

 

つまり、ただ怪談を生朗読するだけで、特別な演出が一切無いのです。

耳を楽しませるだけであれば、ネットで聞いているだけで十分なのです。

 

本当に失礼ですが、会場で聞いているにも関わらず、怪談が怖くなかったです。

それは、怪談の内容よりも、あまりに会場に雰囲気が無いからでしょう。

 

迫力が足りません。

これから恐ろしい体験をさせてやる。

覚悟しろよ。

そんな気概が微塵も感じられないのです。

 

また、ボクはライブならではのミストラブルも大きな魅力の一つだと考えています。

アーティストが歌詞を間違えたり、演奏を失敗するのも、ライブならではの特別な体験として肯定的にとらえています。

朗読会であれば、文章を読んでいる最中に噛んでしまうことが主なミスとして挙げられるでしょう。

しかし、136さんはネットでの朗読配信中にもよく噛むので、あんまりライブ中に噛まれても特別感が無かったです。

 


 

好き勝手に言って本当に申し訳ありません。


 

ただ、ボクはイベントに足を運んだことをまったく後悔していません。

大好きな136さんに生で会えたのは人生における自慢話の一つになります。

何よりも、自分と同じものが大好きな人間が一堂に介するというだけで、物凄いパワーを感じました。

同じものを好きな人間同士が空間を共有している、その空気を感じられただけで満足です。

 

しかし、イベントしては、改良の余地があると思いました。

より良い朗読会になることを期待してやみません。

そしてボクはいつまでも136さんのファンボーイです。

 

いつも怪談を聞かせてくれてありがとうございます!

今回のイベントを提供してくれたすべての方へ心から感謝します!