青森県の東通村(ひがしどおりむら)でしか手に入らない「祈水」(きすい)という日本酒を飲んでみました。
「吟醸酒」と「特別純米酒」の両方を買いました。
「祈水」とは、一億五千年前のジュラ紀層の湧水を使用した日本酒です。
日本酒の美味しさを決める際に、水の品質は絶対に欠かせない要素です。
「関乃井酒造さん」が造られているお酒で、「東通村」でしか販売されていません。
入手難度が非常に高いお酒です。
もしネットで手に入れたいのなら、「ふるさと納税」で入手するしかありません。
開封してみます。
物凄く豪華なパッケージングです。
注ぎ口に紐が巻かれているのが高級感があります。
さっそく飲んでみましょう。
「辛口」です。
キレがあり、スッキリとした味わいです。
「冷」で飲むのが美味しいと感じました。
酒好きが好むタイプのお酒だと思います。
逆に、お酒に慣れていない方は苦手なタイプのお酒でしょう。
日本酒が苦手な方にはオススメできません。
口に含んだときの香りも、モロに日本酒です。
「吟醸酒」と「特別純米酒」の違いは、「甘み」です。
「吟醸酒」の方が甘いです。
甘いのが好みの方は、「吟醸酒」を選ぶことをオススメします。
辛口でスッキリしているので、味が濃くて塩辛いモノや、脂っこいモノが肴として合います。
口のなかをサッパリと洗い流してくれます。
正直に言います。
「祈水」は美味いです。
ボクは好きなお酒です。
しかし、その入手難度に釣り合う美味しさは無いと思います。
青森県の東通村でしか流通されていないので、入手難度が非常に高いです。
青森県民に聞いてみても、知っている人が一人もいなかったので、知名度もあまり高くないのだと思います。
地元の飲食店で聞いても、知らないと言われるほどでした。
ボクは手に入れるのにとても苦労しました。
その苦労に見合う味ではないというのが本音です。
青森県であれば、他に美味しいお酒がいくらでもあると思います。
ただ、お酒好きに刺さりそうではあります。
色んな意味でマニア向けのお酒と言えるのかもしれません。