格闘ゲームで生き残る

【格ゲー考察Part.22】強くしてはイケないキャラたち?【スト6、鉄拳8】

※あくまで個人の意見です。キャラ叩きの意図はありません。

 

格ゲーではどうしても嫌われてしまうキャラがいます。

その性質から対戦相手を不快にさせてしまうキャラです。

 

『◯◯がクソ過ぎてこのゲーム辞めるわ』

格ゲー界隈では常套句です。

あまりに人を不快にさせるキャラはプレイ人口にも関わって来ます。

 

おそらく、カプコンはその辺りに自覚的だと思います。

ストリートファイター6では、「ザンギエフ」「本田」が弱いです。

きっちり弱くしている印象があります。

調べれば調べるほど、ちゃんと弱く調整しているんですよね。

 

(使い手には申し訳ないですが…)、ザンギエフや本田は昔から対戦相手に嫌われやすいキャラです。

スト4初期のザンギエフなんて、本当にレバーをグルグルしているだけで勝てました。

ゲーセンでよくキレられた思い出があります(当時はザンギエフを使っていた)。

 

ストリートファイターシリーズは昔から投げキャラが嫌われがちです。

コマ投げから荒らされるのを不快に感じるプレイヤーが多いのです。

ボクも一人のプレイヤーとして、その気持はとても良く分かります。

 

最新作であるスト6では、コマ投げが弱く調整されています。

安直にコマ投げがループしなくなりました。

 

本田は初心者殺しに特化したような性能で、自分はやりたいことを簡単に押し付けられるのに、対応する側はやたらと難しいことを強いられるキャラです。

ただ、実戦値に全振りしたような性能であって、理論値は弱いです。

対策を詰めれば詰めるほど、本田はキツくなります。

上手いプレイヤーを相手にすると、処理ゲーになったりします。

 

強くしたらマズいキャラがいる。

とくにザンギエフと本田はヤバい。

スト6では、狙って調整しているような気がするんですよね。


※あくまで個人の意見です。キャラ叩きの意図はありません。

 

鉄拳8でも、強くしたらマズいキャラが何となく見えて来ました。

個人的には、「リロイ」「スティーブ」はマズいんじゃないかと考えています。

 

両者ともに言えることは、守備がとても強いこと。

強力なカウンター技を始めとして、受けに回ったときにこそ真価を発揮します。

相手が手を出してきたところを刈り取るのが強いです。

 

逆に、自分から手を出すのは苦手で、自ら崩そうとするなら効率の悪い読み合いを強いられます。

 

この性能は、「アグレッシブ」という鉄拳8のコンセプトにそぐわないと思います。

カウンターが強く、攻めが弱い。

使う側も使われる側も様子見が多くなり、消極的になりかねないからです。

この強さの質を保ったまま、下手に強化したなら、叩かれる未来が見えます。

 

実際に、鉄拳8ではリロイとスティーブがあまり強くありません。

(リロイは過去のやらかし案件から日和った調整をしているのかもしれませんね)

 

 

ちなみに自分は鉄拳8でスティーブを持ちキャラとしています。

プレイしていて、(このくらいの強さが丁度良いのでは?)と思っていたりします。

良キャラとしてキレイに収まっていると感じますね。

 

こちらの記事もどうぞ↓

鉄拳8のスティーブを解説

 

過去に、鉄拳8の「デビル仁」「ドラグノフ」を推す記事を書きました。

その理由も、鉄拳8のアグレッシブというコンセプトに合っていると思うからです。

攻めが強く、強さの質として、正しい方向に調整していると考えています。

 

 

もちろん、両者ともに現段階では強すぎます。

調整必須です。

ただ、下手に弱くし過ぎてもゲームがつまらなくなると思います。

 

DLC第一弾キャラのエディも、アグレッシブな方向へ調整がされています。

前作である鉄拳7では、カサカサと下がりながら技を置くのが主体の本当に寒いキャラでした(失礼)

鉄拳8では、ダイナミックに積極的に読み合いを迫ることが出来る性能になっています。

調整の方向としては好感触です。


 

今回は、強くしてはイケないキャラという視点で記事を書いてみました。

あくまで個人の意見であり、キャラ叩きの意図はありません。

 

『このキャラが強いゲームは、良いゲームと言えるのか?』

『このキャラが強いゲームは、面白いゲームと言えるのか?』

 

格闘ゲームに対する考察は尽きません。

考えているだけでとても楽しいです。

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