「鉄拳7」では、「レイジアーツ」というシステムが初めて搭載されました。
ピンチのときに発動できる超必殺技のようなものです。
スーパーアーマー付きで、相手の攻撃を受け止めながら当てることが出来ます。
相手が手を出して来そうな場面に仕込んで、一発逆転を狙うのが主な使い方です。
今だから言いますが、、
このレイジアーツが自分は大嫌いでした。
なぜなら、消極的な側が得をするシステムだからです。
積極的に攻撃を仕掛けるよりも、受ける方が得をするのがレイジアーツです。
攻める側は、常にレイジアーツにビクビクしなければいけません。
※スト6で、ゲージマックスのモダンが超必殺技で差し替えそうとガン待ちしているような状態を想像してもらえば分かりやすいと思います。
また、あまりにお膳立てされたような逆転劇は萎えるんですよ。
まるで、クイズ番組のお決まりのギャグを見ているかのようです。
「最後の問題に正解したら1億点です!」みたいな…。
この感覚は今でも変わっていなくて、最新作の鉄拳8でもレイジアーツはあまり好きでは無かったりします。
鉄拳7ではバージョンアップによって、途中から「レイジドライブ」というシステムが追加されました。
こちらもピンチのときに発動できる超必殺技のようなものです。
ただ、レイジアーツと違うのは、自分から積極的に使うことができるという点です。
レイジアーツは受け身として使いますが、レイジドライブは自分から積極的に当てに行くことができるのです。
このレイジドライブは好感触でした。
レイジアーツは大嫌いでしたが、レイジドライブはちょっとだけ好きです。
なぜなら、積極的に試合を動かそうとした側を後押ししてくれるようなシステムだからです。
あまりに安直な逆転劇は好きではありませんが、少なくともレイジアーツよりは、レイジドライブの方がやる方もやられる方も納得感があります。
そして、最新作である鉄拳8では「ヒート」というシステムが搭載されました。
ゲージを消費することによって、一定時間強力な技を使うことができます。
レイジアーツ、レイジドライブと違って、自分の好きなタイミングで発動することができます。
わざわざピンチの状態を待つ必要がありません。
このヒートシステムですが、自分は最高だと思います。
こちらも積極的に試合を動かそうとした側を後押ししてくれるシステムだからです。
「今だ!やっちまえ!」とゲームに言われているかのようです。
レイジアーツ、レイジドライブよりは健全なシステムだと思います。
ヒート中の読み合いはヒリつきます。
かなりスリリングです。
ボクは心からヒートシステムを楽しんでいます。
鉄拳8からヒートを取り上げたら、ゲームとして渋すぎると思います。
ヒートは素晴らしい新システムです。
レイジアーツは嫌い。
レイジドライブはちょっと好き。
ヒートは大好きです。
鉄拳8面白いです。
良い方向へゲームが進化していると思います。