もし格闘ゲームに興味があるのなら、すぐにでも始めてみるべきです。
とくに「新作」は早めに遊ぶべきです。
ゲームの評価などを気にして様子見してる場合ではありません。
すぐに始めましょう。
新しいタイトルは、まだ攻略が進んでいないので、みんな手探りで遊んでいます。
たとえ上手いプレイヤーであっても、知らないキャラクターで知らない技を押し付けられたら対応できません。
「何だこのキャラ!超やべぇ!」
「何だこの技!わけわかんねぇ!」
新規、初心者、中級者、上級者、プロゲーマー。
それぞれが手探りで遊び合うカオス空間は、ゲームが発売したての時期しか味わえません。
何事もそうですが、時間が経つほどに文化は洗練され、遊びの余地が無くなっていきます。
それに伴って、新規参入のハードルも上がる傾向にあります。
たとえば、将棋の初手は大体決まっています。
将棋という文化が長く続くことによって、定石が生まれました。
勝つための初手は大体決まっていて、そこに遊びの余地はありません。
たとえば、インターネットの検索エンジン。
IT革命が起きたときには、雨後の筍のように数多の企業が乱立しました。
しかし、いまでは世界でGoogleが90%以上のシェアを獲得しています。
もう新規参入で利益を上げるのは難しいでしょう。
たとえば、バスケットボール。
プロ選手の身長は190センチを超えるのが普通です。
もう、身長が小さい選手が活躍する余地はほぼ残されていないのです。
格闘ゲームも同じなのです。
最初は無限の可能性があるキャラクターや技も、攻略が進むと同時に削ぎ落とされていきます。
「このキャラは弱い、使う意味が無い」
「この技は通用しないな、この技は封印してこっちの技だけ使おう」
良く言えば、洗練される。
悪く言えば、可能性は収縮して遊びの余地が無くなる。
文化というのはそういうものです。
そこで新しいものの登場です。
新しいものには無限の可能性があるんですよ。
だって、まだ削ぎ落とされていないし、洗練されていませんから。
まだ、開拓されていませんから。
まだまだ攻略が進んでいませんから。
みんなワケわかんないままに翻弄されていますから。
そんなカオス空間に飛び込んで行けるのは今しか無いんですよ。
今飛び込めば、、
見たこともない場所に、見たこともない新種がわんさかいるカオス空間です。
後から飛び込むなら、、
開拓された場所に、環境に適応した生物だらけの空間です。
問題は、カオス空間に飛び込めるのは、文化が新しく登場した時だけだということ。
それを逃すのは本当に勿体ないと思います。
ということで、、、
「鉄拳8に興味のある方は、いまのうちにやった方が良いよ」というお話でした。
もちろん、ストリートファイター6、ギルティ、UNI2など、他の作品も同様です。
時間が経ち、文化が成熟してからでは、味わえないものが新しいものにはあるのです。
カオス空間に飛び込み、あなたも文化の開拓に参加してみませんか?