仕事でもプレイベートでも「質問力」を鍛えることは役に立ちます。
質問の内容を、より「具体的」にすれば、望んでいる答えをピンポイントで引き出せる確率が上がります。
たとえば、
「美味しいお店を教えて下さい」
という質問をしたとします。
すると、相手はこう返すでしょう。
「そう言われても…何系のお店が良い?何が食べたいの?どういう味が好き?高くても良い?場所は?」
質問を質問で返されてしまいます。
もっと質問を具体的にする必要があります。
「◯◯周辺で美味しい味噌ラーメンのお店はないですか?」
これだったら、答える方も楽だし、回答が得られそうです。
質問を具体的にすると、相手に無駄な時間を使わせないので、お互いに得をします。
教える側には、教えてもらう側ほどメリットが無いわけですから、良い質問をする人間に対する評価も変わるでしょう。
お互いに気持ちの良いコミュケーションが成立します。
格闘ゲームで良く見られる光景ですが…
「◯◯で強くなりたいのですが、どうすれば良いですか?」
無数の答えが返ってきます。
「まずはコンボを覚えるべし」
「対空から始めるべき」
「プレイ歴は?初心者?」
「コマンド入力はどれくらいできる?」
何も解決しません。
具体的でないフワッとした質問には、フワッとした答えしか返って来ないのです。
それも無理はありません。
返答する側も多分に憶測が含まれるからです。
返答してもらった側も返答を精査する必要があるので、負担が掛かります。
「◯◯のコンボのコツを教えて下さい」
これだったら、かなり回答は絞られます。
コンボのコツを教えてもらえるのはもちろん、より簡単な妥協コンボのレシピも教えてもらえるかもしれません。
物事を理解しようとする姿勢は「質問」にも表れます。
回答する側だって、やる気のある人間に教えたいと思うのが人情です。
良い質問をする人間には良い回答が得られます。
質問力を鍛えることは「検索力」を鍛えることにもなります。
「お洒落な服」で検索するのと、、、
「流行 ファッション メンズ 30代 お洒落 カジュアル」で検索するのでは雲泥の差が出ます。
必然的に得られる情報の質が上がるので、大きく得をします。
注文(オーダー)も同じです。
美容院に行ったとき、BARに行ったとき、不動産屋に行ったとき。
自分の求めるものを具体的に提示してもらうには、質問力が欠かせません。
質問力を意識しながら生活すると、相手からも好かれますし、自分自身もお得です。