映画で生き残る

迷いの森にて、負のサイクルと再生の物語「トランスワールド」感想 レビュー

 

1.「トランスワールド」ってどんな映画?

見ず知らずの男女3人が森に迷い込みキャビンに集う。

何とか森から出ようと試行錯誤するものの、なぜかまた同じキャビンに戻ってきてしまう。

なぜこの3人が集められたのか?3人の共通点とは?

果たして、森から出ることは出来るのか。

「世にも奇妙な物語」のような作品です。

ただし、ホラー要素はありません。

グロやジャンプスケアも無いので苦手な方も安心です。

SFミステリという言葉が似合うと思います。

 

余談ですが、クリント・イーストウッドの息子である「スコット・イーストウッド」が出演しています。

 

2.どんな人におススメ?

・サクッとみられる映画が見たい方

・ちゃんとオチがつく映画が見たい方

・静的な映画が見たい方

・「世にも奇妙な物語」や「週間ストーリーランド」のような作品が好きな方

 

3.珠音真珠の感想

こぢんまりとした良作です。

決して豊富な制作費の元に作られた作品ではありませんが、制作者のやりたいことを過不足無く描き切っています。

 

絵面は地味だしCGはしょぼいです。

しかし、それは本作の欠点ではありません。

ミステリらしく、小出しに情報を与え、常に物語が進行するので見る者を飽きさせません。

下手に風呂敷を広げまくって脱線し、まとめきれないような作品よりも、本作の方がよほど誠実な作りをしていると思います。

 

ネタバレを防ぐため、あまり多くは触れませんが、本作は「やり直し」の物語です。

 

森から出られなくなるように、負のサイクルにとらわれてしまうことは誰もが経験するでしょう。

それは「本人」にも原因がありますが、「環境」による要因だってあるはずです。

描き方のバランスとしても、腑に落ちるものでした。

オチも良かったです。

 

ボクは好きな作品です。

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