サウンドノベル形式のホラーゲームです。
気になる箇所を調べたり、選択肢をチョイスしてフラグを立てることでゲームを進めます。
それほど怖いわけではありませんが、ちょっとしたジャンプスケア(ドッキリ演出)はあります。
物語の舞台が昭和後期ということで、キャラデザインや世界観はノスタルジックです。
また、物語のベースはあくまでオカルトなので、科学的な解釈などが好きな人は賛否が分かれそうです。
オカルトが大好きな好事家には間違いなく刺さるでしょう。
・オカルトが大好きな人
・設定や資料を読み込むのが好きな人
・ノスタルジックな作品が好きな人
・世界観の作り込み
・キャラクターがみんな個性的
・資料が読んでいて面白い
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・ゲームとしての作りがやや硬すぎる
(詳細は感想にて)
・メタ的な攻略が必要になることを心得る
・ストーリーや資料はちゃんと読み込んでおくこと
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完成度の高い作品です。
世界観や設定までよく練られています。
オカルトの掘り下げ方も見事で、上手く作品に落とし込まれています。
本作では周囲を見回して、気になるところを調べる機能があるのですが…
![](http://tamane-pearl-survive.com/wp-content/uploads/2023/10/20230812211341_1-300x169.jpg)
これがホラーとの相性がバッチリで、スリリングな体験を提供してくれます。
相手が自分(プレイヤーが操作するキャラ)の後ろを怯えながら指を指しているシーンですが…
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振り返るのが怖いです…
適度にジャンプスケアもあるので緊張感があります。
キャラが個性派ばかりで魅力的、さらにストーリーも練り込まれて面白い。
本作は傑作です。
しかし、少しゲームとしての作りが硬すぎる気もします。
サウンドノベルとして見れば、
(あの選択肢を選んだらどうなるんだろう…?)といったワクワク感や意外な展開がありません。
正解の選択肢を引き続けなければ話が動かないような作りは、ちょっとだけ窮屈さを感じました。
本作は脱線が許されないんですよね。
逆に言えば、良質なドラマを完璧な形で隅々まで味わえる、という見方もできます。
そこに遊びを入れないのは潔いのかもしれません。
オカルト好きでサウンドノベルが好きな人は間違いなくプレイする価値があります。
ボクはこういう作品が大好きです。
同じような作品が出たら絶対にプレイします!
続編希望します!