ゲームで生き残る

とても味わい尽くせないボリューム「Dead Cells」感想 レビュー

 

1.Dead Cells(デッドセルズ)ってどんなゲーム?

ドットで構成された2Dアクションゲームです。

メトロイドヴァニア(2Dの探索型ゲーム)、ローグライク(プレイする度にダンジョンの構造が変わる)、ハクスラ(敵を倒して強くなる)の要素を持っています。

多種多様な武器やスキルがあり、自分なりのプレイスタイルに合わせたビルドを構成しましょう。

死ぬと所持している武器やゴールドをドロップし最初からとなります。

難易度が高く死にゲーですが、初心者救済システムも用意されています。

ストーリーは「死体に憑りついたスライムが玉座を目指して化け物が溢れかえる城内を進む」というものです。

 

2.どんな人におススメ?

・爽快なアクションゲームがやりたい方

・ボリュームがあり長く遊べるゲームがやりたい方

・ビルドを構成するのが好きな方

 

3.良かったところ

・爽快なアクション

本作最大の魅力だと思います。

操作が直観的で気持ちが良いです。

演出が派手で、敵を倒したときは肉片が飛び散ったりします。

・多種多様な武器やスキル

遊び尽くせないほどたくさんの武器やスキルがあります。

ビルドを組むのが好きな人はたまらないでしょう。

ボクは敵の動きを止めてハンマーで叩き潰すのが好きです。

・個性的な敵

ザコ敵にもしっかりと個性と攻略法があり、戦っていて面白かったです。

もちろんボスはさらに作り込まれています。

・ユーザーフレンドリーな作り

ダンジョンはいつでもマップを確認できますし、ファストトラベルもできる作りになっています。

さらに、ゲーム内で特定の武器のみ出現する設定にできたり、「こういう機能があれば良いのに」と思うような機能がちゃんと搭載されています。

 

4.ちょっと気になったところ

・DLCエリアと正規ルートがごちゃ混ぜになっている

ボクは最初からDLC全部入りを買ってプレイしたので、どこがDLCエリアでどこが正規ルートなのか分からず闇鍋のような状態になってしまいました。

・同じことの繰り返しなので飽きる

飽きないように作られているゲームなのですが、さすがに何度も最初からプレイするのは辛いものがあります。

最初は気にならず夢中になって遊んでいたのですが、徐々に(またここからか…)と思ってしまいました。

 

5.今からプレイする方へアドバイス

・とりあえずDLCは全クリしてから購入しよう

DLCと正規ルートがごちゃ混ぜになっています。

とりあえず全クリしてからDLCを購入した方がスムーズにゲームが進行します。

・まずはポーションのアンロックを

まずは回復ポーションを優先にアンロックしましょう。

また、回復する際は大きな隙を晒すので安全地帯で回復しましょう。

・基本戦術は奇襲

後ろから近づく、ドアを蹴破って侵入する、ダイブアタックなど、奇襲を仕掛けるのが基本です。

やられる前に叩きましょう。

・氷結は強い

敵の動きを止め、一方的に叩くことができます。

・戦闘が苦手ならトラップや遠距離武器を使おう

トラップを仕掛け距離を取れば一方的に敵を倒せる場面が多いです。

ボスを相手にしたときも、トラップがあると難易度がガクッと下がります。

また、弓などの遠距離武器も一方的に遠距離から敵を倒せます。

画面外までしっかりと判定があるので、遠くにいる敵も倒してくれます。

 

6.珠音真珠の感想

面白いです。

買った直後からドハマりし、一日中プレイしてしまいました。

操作が快適で爽快感が凄いんですよ。

切り刻み叩き潰す、敵は血しぶきを上げ、ミンチになります。

演出が派手でとても気持ちが良いです。

世界観はまったく違いますが、そのドット絵も相まって「メタルスラッグ」のような爽快感があるんですよね。

回避の判定もゆるく、スルスルと相手の攻撃をかわすことができます。

アクションゲームでありがちな(当たってないじゃん、ちゃんとかわしたよ!)となることがありません。

アクションに理不尽感はまったくありません。

アクションゲームとして完璧と言っても過言ではないでしょう。

 

多種多様な武器やスキルが用意されているので、自分なりのビルドを組むのが楽しいです。

「カウンターが好きな人は盾を片手にパリィ」、「一方的に叩くのが好きな人は氷結で敵を凍らせてハンマーでかち割る」、「搦め手が好きな人はトラップで足止めし弓で仕留める」、などなど。

武器にもしっかりと個性があって、使う武器によって使い心地が変わります。

さらに「正面から殴ればクリティカル確定」、「攻撃の三発目はクリティカル確定」、「空中攻撃はクリティカル確定」など特徴が異なるのも良かったです。

そのときのビルドによって全く異なるプレイ体験を味わうことができます。

 

デッドセルズはとても良くできたゲームです。

しかし、ここからは実際にプレイして少し気になった部分も含めて、ちょっとだけ否定的な意見も書きます。

 

ボクは最初からDLCも全部セットで本作を購入しました。

本作は正規ルートもDLCエリアもごちゃ混ぜの作りになっています。

正規ルートからDLCエリアに進み、DLCエリアから正規ルートに進むこともできます。

そのおかげで初見では正規ルートとDLCエリアの区別が付けられず、適当に進んでいたらDLCエリアだったという事が多々ありました。

DLCエリアは難易度も高く設定されていて、初心者が近寄るとまず殺されてしまいます。

「ダークソウル」を全く知らない初心者がDLCエリアに迷い込んでしまうようなものです。

しかも、デッドセルズは基本的にエリアを引き返すことができません。

進んだエリアが高難易度で、やっぱり違うエリアに進みたいと思っても、それは叶いません。

結果的には、偶然正規ルートを引き当てて本作を全クリした形になります。

 

難易度が高く死にゲーですが、実は正規ルートをクリアするだけなら、それほど難しいわけではありません。

ちゃんと初心者救済としてチート級の能力を付加できるシステムもあります。

ボクのようないらない苦労をして欲しくないので、いまから遊ぶ人はまずDLCを購入せず、全クリして遊び足りなかったらDLCを購入することをおススメします。

 

記事のタイトルで「とても味わい尽くせないボリューム」という言葉を使いました。

これはポジティブな意味だけではありません。

 

本作はローグライクですが、大きくダンジョンが様変わりするわけではありません。

死んでしまう度に、ほぼ代わり映えしないダンジョンを最初からプレイするのはウンザリとしてきます。

プレイヤーを飽きさせないために、豊富な武器やスキルが用意されているのですが…。

 

この作りはネガティブな言い方をするなら「自分なりに目標を立てて遊べる」プレイヤーでなければ持て余してしまうことを意味します。

次はこの武器を使おう、こういうビルドで挑んでみよう、このようなプレイヤーは最高に楽しいでしょう。

そういう遊び方が出来ない方は、次第に飽きの方が強くなってしまいます。

さらに、欲しい武器が出なかったり、理想とするビルドが組めなかったときは急激に熱が冷めてしまう自分もいました。

 

ボクは前述した、DLCと正規ごちゃ混ぜ体験を繰り返しながらクリアしたのもあって、全クリした時点で満足してしまいました。

ラスボスを倒し、また最初からゲームが始まったとき(もう良いや…)とコントローラーを置きました。

その頃には、さすがに飽きてしまったのです。

 

これは、デッドセルズがあまりにも面白かったこと、また物凄い作り込みがされていることの裏返しです。

あまりに面白すぎて最初から一気にプレイしすぎて燃え尽きてしまった。

まだまだ遊べるコンテンツが用意されているのに満足してしまった。

結果的に、「もっとゆっくり食べれば最後まで美味しく食べられた料理を、最初から食べ過ぎて満腹になってしまった故に、料理が冷めて持て余してしまった」という感じです。

 

ですから、これは自分の遊び方が悪かったのもあります。

DLCの件は、自分の環境にも問題があったと言えるでしょう。

総じて「一週目をクリアするまでは神ゲー、それ以降は人を選ぶ」というのが率直な感想です。

 

繰り返しますが、最初はDLC抜きで全クリし、まだ遊び足りなかったならDLCを購入して遊ぶことをおススメします。

 

ネガティブなことも多く書いてしまいましたが、デッドセルズはとてつもない面白さとボリュームを持った素晴らしい作品です。

アクション好きは一度遊んでみてください。

RELATED POST