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【格ゲー考察Part.24】鉄拳7のうちから「アグレッシブ」の種は蒔かれていたのでは?

鉄拳7が、まだアーケード(ゲーセン)で稼働していた頃、

「ギガース」という新キャラが追加されました。

格闘スタイルは「破壊衝動」です。

(その性能で一体なにを破壊する気なんだ…?)と思えるくらいに弱かったのですが、それはまた別のお話です。

 

当時、たしかファミ通だったと思いますが、鉄拳のプロデューサーである原田氏のインタビューが掲載されていました。

ギガースのコンセプトは、「ガードに対するアンチテーゼ」のようなことを語っていました。

格闘ゲームは後ろにレバーを入れているだけでリスク無く攻撃を防ぐことができる。

システム的にガードが強すぎるから、そこにメスを入れたい。

このようなことを語っていました。

 

(だったらもっと使える性能にしろよ…!)と思ったのは内緒です。

しかし、鉄拳はガードを含め守りが強いゲームですから、目の付け所としては正しいと思います

 

実際に、ギガースはガードブレイク属性の技が搭載されています。

これまでの鉄拳に無い、新鮮な読み合いを展開できるキャラでした。

 

ギガースの登場から数年が経ち、

「ファーカムラム」という新キャラが登場しました。

(キミ、PVと対戦画面で身長が変わってない…?)と思ったのはまた別のお話です。

 

リーチが長く、豊富な連携で相手を固める攻撃的なキャラです。

カムラムもまたガードブレイク属性の技を持っています。

ギガースのガードブレイクはポンコツでしたが、カムラムのガードブレイクは強力でした。

とくに壁際のプレッシャーは半端ではありません。

(ギガースでやりたかったのはこういうことなのかな…?)と思った記憶があります。

 

鉄拳7の最後のDLCキャラとして「リディア」というキャラが追加されました。

個人的に鉄拳7の新キャラで一番好きです。

見た目や格闘スタイルなど、本当に格好良いキャラだと思います。

ぜひ鉄拳8でも出して欲しいキャラです。

 

リディアは攻守ともにバランスの良いキャラですが、とくに突進技が優秀で、相手に対して切り込んでいく技が豊富です。

そしてガードブレイク属性の技も持っています。

鉄拳8で言えば、麗奈に近いもの(66RPがとくに)があります。

突進技で切り込み、読み合いを迫るのが強いキャラです。

下がる相手に差し込める技が多く、気持ち良く攻められる性能をしています。

 

 

おそらく、鉄拳7を運営していくなかで、開発者の方も気付いたんだと思います。

「鉄拳7は守りが強すぎる」ことに。

 

実際に、鉄拳が上手いプレイヤーは守りに比重を置いて戦います。

山ステと呼ばれるバックステップを駆使して、開幕から下がりまくります。

積極的に前に出ず、様子見が主体の戦い方をします。

あまり見栄えの良いものではありません。

 

攻めの比重を上げるべきなんじゃないか?

積極的に動いた側にリターンを与えるべきなんじゃないか?

崩しをもっと強力にするべきなんじゃないか?

 

そのような調整をしていったように思えます。

そして、いよいよ、その極みのようなキャラが登場しました。

 

みんな大好き「州光」(クニミツ」です。

機動力が高く、攻守ともに優秀な技が揃っています。

 

とくに「刹那駆け」(6LK)というステップが攻めにおいては強力です。

中距離から高速で接近して強力な二択を迫ることができます。

この刹那駆けですが、鉄拳8ヒートに近いものがあります。

強制的に密着で読み合いを仕掛けることができるのです。

二択の効率も良く、受ける側はかなりのプレッシャーがあります。

鉄拳7屈指の荒らし技です。

おまけに飛び道具も持っているので、下がる相手によりリスクを負わせることができます。

 

州光のようなキャラを登場させたのは必然だと考えています。

守りが強すぎるゲームにおいて、州光くらい強烈な荒らし技を持っていないと、積極的に動きません。

 

鉄拳は昔から守りが強いゲームです。

それが長年続いてきました。

プレイヤーも守備的な思考の方が多いと思います。

強力な攻めや、一方的な二択に対して、「下らない荒らしプレイ」と一蹴する傾向があります(実際に州光を嫌っているプレイヤーは多かった)。

 

ただ、守りが強すぎたのも事実なんですよね。

ゲームとして渋すぎるんですよ。

ずっと下がって様子見するゲームが健全だとも思えません。

 

だからこそ、鉄拳7では実験をしていたのだと思います。

これまでに無いタイプの性能を持ったキャラを段階的に出して、様子見していたのではないでしょうか。

ゲージを持った2Dキャラもその一環なのかもしれません。

 

最新作である鉄拳8のコンセプトは「アグレッシブ」です。

ちまちまやっているのが馬鹿らしくなるほど、アグレッシブなゲームになっています。

いま振り返れば、鉄拳7のうちからアグレッシブの種は蒔かれていたと思うのです。

そして、ボクは鉄拳8のアグレッシブを全力で推したいと思います。

良い方向へ調整していると確信しています。

 

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