山梨県の富士吉田市の郷土料理である「吉田のうどん」を食べてきました。

吉田のうどんは、とても硬い麺(日本一硬い?!)が特徴の山梨の郷土料理です。
具材としてキャベツと馬肉が使われています(ボクが食べたお店ではニンジンも入っていました)。
出汁は醤油と味噌をブレンドしたものが一般的らしいです。
ちなみに、具材としてキャベツと馬肉が使われているうどんを食べるのは初めての経験です。
まずは、麺から食べてみます。

本当に硬いです!
コシがあるとかのレベルではありません。
生茹での麺を食べているかのような食感です。
歯や顎が悪い方は食べられないと思います。
極端な表現ですが、お湯で戻す前のお餅を麺状にして食べているみたいです。
とても食べ応えがあって、食べていて楽しいです。
キャベツですが、茹でられていて柔らかいです。
硬い麺に対し、上手いアクセントとして機能していると思います。
馬肉は甘めの味付けで、最高に美味しいです。
豚肉や鶏肉よりも合うかもしれません。
臭みも全く無く、本当に美味しいです。
そして、吉田のうどんには、もう一つ特徴があります。
それは「すりだね」です。

ゴマ、山椒、唐辛子などを混ぜ合わせた薬味です。
これを入れて食べたときの美味さは瞬間最大風速を叩き出しました。
最初は甘みが来るのですが、そのあとは激辛です。
美味い!
ただ、少し残念なのが、辛すぎて味が分からなくなることですね。
もし、吉田のうどんを食べることがあるのなら、ある程度食べ進めた後に少しづつ入れて食べるべきです。
最初からドバっと投入するべきではありません。
吉田のうどんは、尖った特徴がしっかりとあって面白い郷土料理でした。
進化を拒んだ硬派な印象を受けます。
より食べやすく、より万人受けするように進化してきた(個人的に讃岐うどんがその文脈にあると思う)うどんとは対極にあるのではないでしょうか。
山梨県の富士吉田市に訪れたさいにはぜひ食べてみるべき一品です。