ゲームで生き残る

「SILENTHILL The Short Message」をプレイしての雑記

2月1日にPS5限定無料配信された「サイレントヒル ザショートメッセージ」をプレイしました。

クリアしての感想と考察を雑記として書きたいと思います。

 

結論から、無料で遊べるのが申し訳ないくらいの力作だと感じました。

シリーズ初の一人称視点(FPS視点)となった本作は、その美しすぎるグラフィックも相まって凄まじい臨場感があります。

新型ウイルス、不景気、SNS、いじめ、精神病、孤独などなど。

テーマ現代的にアップデートされていて、いまを生きる若者にはとくに刺さりそうです。

 

本作の主人公は、自殺の名所とされる荒廃した建物を彷徨いながら、自身のトラウマと向き合います。

まるでゴールドエクスペリエンスレクイエムのように、何度も何度も同じ場所を彷徨いながら、自身のを体験するのです。

どうすればこの悪夢が終わるのか?

どうすれば死なせてもらえるのか?

どうすれば楽になれるのか?

プレイヤーは、主人公が抱えた葛藤、犯した罪、そして真実追体験することとなります。

 

ストーリーやテーマは簡潔で分かりやすいものです。

そのオチも含めて、理解が難しいものではありません。

3時間もあればクリアできる本作は、やりたいことが上手くまとめられています。

まるで短編映画を見終わったかのような感覚を味わえました。

 

これから発売される「サイレントヒルf」との繋がりもあると思います。

本作では「サイレントヒル現象」という新しい概念が生まれました。

サイレントヒルに居なくても、霧が見える人が世界各地に現れています。

サイレントヒルfの舞台は日本だと思いますが、きっとサイレントヒル現象によって日本も霧に包まれるのでしょう。

 

 

ではゲームとしてはどうでしょうか?

少し気になる部分もありました。

 

一人称視点のウォーキングシミュレーションゲームとして見れば移動が遅すぎます。

ホラーゲームですから、バタバタと走り回るのは雰囲気にそぐわないのは分かります。

しかし、プレイヤーからすれば快適とは言えません。

クリーチャーとのチェイスパートでは走ることが出来るのですが、普段も走ることが出来ても良かったと思います。

目に付いたものを隅々まで調べたいタイプなので、移動が遅いのはストレスでした。

 

クリーチャーとのチェイスは良く出来ているのですが、何度も繰り返していると飽きて来ます。

最初のうちは新鮮で面白いのですが、ちょっとくどくなってきますね。

わけもわからないままにパニックになって逃げ回る感覚は、見事に再現出来ていると思いますが。

 

テキストファイルを調べたときのセリフ(独り言)はスキップ出来ないし、最後まで聞かなければ次の動作に移ることが出来ません。

ややテンポの悪さを感じます。

 

実写と組み合わせた絵面も、ちょっと違和感があります。

申し訳ないですけど、顔と声が全然合っていなくて、没入感が削がれました。

 

本作が無料の短編作品だから良かったものの、このシステムでソフト一本まるまるプレイするのはかなりキツイと思います。

面白さよりも、演出のくどさやストレスの方が勝ってしまうでしょう。

とくにクリーチャーとのチェイスパートは方向音痴には辛すぎた…

 

しかし、作品としてのクオリティはずば抜けています。

無料で遊べますし、PS5を持っている方はぜひ遊んでみましょう。

新しいサイレントヒルに触れてみましょう。

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