格闘ゲームで生き残る

【格ゲー考察Part.29】「初心者向けの簡単コンボ」は覚える意味がない?いいえ、あります

格闘ゲームにおいて、

「初心者向けの簡単コンボなんてどうせ使わなくなるから覚えなくても良い」

という意見を見かけることがあります。

 

「どうせ使わなくなる簡単なコンボを覚えるよりも、難しくても最初から実戦的なコンボを覚えた方が得である」ということでしょう。

 

言いたいことは分かりますが、個人的には「簡単なコンボ」から始めるべきだと思います。

なぜなら「簡単なコンボを知っている」というのは格闘ゲームにおける大きなアドバンテージとなるからです。

 

「簡単なコンボを知っている」「コンボを妥協」することが出来ます。

格闘ゲームを遊んでいると、「絶対にコンボを落とせない場面」に遭遇するんです。

そのようなときに「簡単なコンボに妥協する」という判断が出来ると勝率が上がります。

 

オンライン対戦が主流の現代だと「ラグ」もあります。

簡単で安定するコンボを知っていると、ラグい相手と戦ったときにも勝ちやすいです。

 

そもそも、「常に最大コンボ」を叩き込むのは現実的ではありません。

必ずコンボを妥協する場面があるのです。

 

スト6ルークなら、無理にジャスト入力ドライブを使ったコンボをする必要はありません。

ダメージが落ちても良いので、もっと簡単で安定するコンボを覚えておくべきです。

ラグい相手にジャスト入力をするのはリスキーです。

 

鉄拳8も同様です。

無理に難しい最大コンボを狙う必要はありません。

コンボ始動の状態や、壁の位置によって最大コンボは変わります。

どんな状況でも成立する妥協コンボを覚えておくべきです。

 

格闘ゲームが上手い人ほど効率的にテクニックを習得します。

コンボも飛び級で覚えるでしょう。

しかし、上手いがゆえに「妥協できない」という欠点を抱えるのです。

「最大コンボは出来る」のに、「妥協コンボが出来ない」

これは致命的な欠点となります。

コンボに融通が利かないのです。

 

小さなことからコツコツと積み上げる

格闘ゲームにおいても、それは素晴らしいことです。

精神論ではありません。ちゃんと理由があるのです。

 

「1から10」までコツコツと積み上げた人間は、「1から10」まで知っています。

「10」から覚えた人間は、「10以下」を知りません。

どちらが応用力があるのか言うまでもないでしょう。

 

自分のペースでやれることから積み上げれば良いのです。

「簡単なコンボ」からステップアップすれば良いのです。

コツコツと積み上げた経験はあなたにとって大きな武器となります。

その努力は絶対にあなたを裏切りません。

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