鉄拳8のバランス調整に対して不満の声が途絶えることはありません。
今回はあえて、鉄拳8の「神調整」だと思う部分を3つ語ります。
ちょっとだけマニアックです。
1.エディの9RKの仕様
前作(鉄拳7)とは仕様が異なり、ヒットで座り(ネガチーヴァ)からの読み合いを迫ることができます。
座りからは、RKLK(中段)と、LKLK(下段)が分かりやすい二択です。
下段のLKLKはクリーンヒット判定が有り、クリーンヒットしなければ続く二発目が連続ヒットしません。
9RKを遠目に当てると、LKLKがクリーンヒットしなくなります。
消極的に、先端だけ引っ掛けるような打ち方(これは前作までの上手い打ち方でもある)をすると、安直に大きい崩しを仕掛けられません。
かと言って、先端ヒットの場合にエディが二択を諦める必要は無く、新しく追加された座りからの前ダッシュによって密着状態を作ることができます。
ここら辺の読み合い(やり取り)は面白いと思います。
前作までの、下がりながら先端だけ引っ掛けるような保険を掛けた打ち方をやっているよりは、よほど面白いです。
2.麗奈の旋体派生にしゃがみを通すとリターンが保証されている
主に66RPから移行する強力な構えである旋体(せんたい)ですが、受けている側はしゃがみを通すと大きなリターンが得られます。
立ち途中の浮かし技を入れられるのはもちろん、遅ライ(9NRK)を入れられるほどの硬直が設定されています。
特に素晴らしいと思うのが、投げ派生の仕様です。
投げをしゃがんだ場合、あからさまに大きな隙を麗奈が晒すことになります。
キングの6WKからの投げも同様に大げさなモーションで隙を晒します。
さらに余談ですが、スタナーの受けモーションがかなり綺麗です。
海老反りになって落下し、バウンドしたあとに顔を覆いながら足をバタつかせる。
プロレスファンから見ても、本当に素晴らしいモーションです。
鉄拳の技モーションの美しさは世界一と言っても過言ではないと思います。
話が逸れましたが、ちゃんと読みを通したときにリターンがあるのは分かりやすくて良いです。
「しゃがんだのに、隙が少なすぎて何も出来ない」
このような仕様は好ましくありません。
麗奈の旋体はとても強力ですが、絶妙な調整をされていると思います。
3.風間準のピカチュー対策
鉄拳8のクソ技を挙げるなら、確実に票を集めるであろう準の右アッパー(3RP)。
一発止めでマイナス12F。
派生のピカチュー(3RPWP)を出すと、自傷ダメージと引き換えに確定反撃が無くなります。
一発目をガードした時点で確定反撃を入力しておくと、派生の有無に関わらず、一発止めをした場合に確定反撃が入ります。
一発止め→確定反撃
ピカチュー派生→オートガード
このようになります。
鬼殺し(6RP)も同様です。
対策として覚えておくと良いです。
大変だし難しいですが、これを徹底されると準側はやりづらくなります。
「ガードしてもピカチュー派生との二択」
このような仕様ではなくて本当に良かったです。
また、技がスカったときもピカチュー派生が出ないのも良い仕様だと思います。
「スカ確を入れようとしたらピカチュー派生に引っかかる」
このような仕様ではなくて本当に良かったです。
「鉄拳8の良いところ」もどんどん発信するべきです。