映画で生き残る

あまりに無難な作り「バイオハザード デスアイランド」感想 レビュー

 

1.「バイオハザード デスアイランド」ってどんな映画?

大人気ホラーゲームである「バイオハザード」のCG映画です。

原作を知っている方でなければ楽しむのは難しいと思います。

ストーリー、設定、演出、すべてが原作ファン向けに作られています。

 

2.どんな人におススメ?

・ジル好き

・ガンマニア

・バイオハザードのファン

 

3.珠音真珠の感想

個人的には駄作です。

どのシーンを切り取っても、どこかで見たことがあるようなシーンばかりで退屈です。

眠気を抑えるのに必死でした。

 

「デスアイランド」というタイトルから、どのような作品か何となく想像が出来るかと思います。

島でバイオハザード(生物災害)が発生し、それを食い止める。

本作は本当にそれだけです。

良く言えば、ファンが求めるものをそつなく提供している。

悪く言えば、何ひとつ想像を超えて来ない、何ひとつ新しいことをしていない。

 

無難過ぎてボクは好きではありません。

 

バイオハザードの主要キャラが勢ぞろいしたのは、ファンならばアガるポイントです。

それぞれのキャラにしっかりと見せ場が与えられています。

しかし、あまりに段取り臭い。

このキャラはこのような役目を与えられていて、このような活躍をするんだろうな…

その予想を何一つ超えてこない。

先が読めるので、緊張感も無く退屈なんですよ。

 

敵もどこかで見たような設定(そもそも敵の思想にツッコミどころがあり過ぎる)だし、倒し方も雑です。

ラストバトルの演出はバイオファン(主にジルファン)であればテンションがアガるのでしょうが、ファンへの目配せの前に、もっと作品を練り込むべきだと思います。

 

もう、ゾンビを相手に銃をぶっ放して大立ち回りしてるシーンには飽きました。

どっかで見たようなクリーチャーしか出て来ないし。

もっと新しいことをして欲しいです。

前作であるヴェンデッタの方が圧倒的に面白いです。

 

唯一良かったのは、銃の音響です。

映画館で鑑賞したのもありますが、大迫力でした。

銃器マニアの友だちと一緒に鑑賞したのですが、友だちは大絶賛でした。

 

※余談

角川文庫から出版されている、前作のヴェンデッタの小説版は神作品です。

深見真さんという方が書かれているのですが、銃器マニアである作者の手腕が遺憾なく発揮されています。

ぶっちゃけ映画よりも面白いです。

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