格闘ゲームで生き残る

【格闘ゲーム考察Part.05】カスタマイズと競技性の両立について

格闘ゲームはある種のキャラゲーと言い換えても過言ではないです。

自分の好きなキャラを思い通りに操る楽しさこそ、格闘ゲームの醍醐味です。

 

今回は、「キャラクターの見た目(コスチューム)と競技性の両立」について書きます。

 

主に3D格闘ゲームが顕著ですが、キャラクターを自分好みにカスタマイズするモードが搭載されています。

Before(デフォルトコスチューム)↓

After(カスタマイズ後)↓

かなり印象が変わりますね。

 

某漫画のキャラクター(←クリックで動画が再生されるので注意)を再現してみたり…

カスタマイズはとても楽しいです。

 

これからも、格闘ゲームにおいて、カスタマイズ機能は絶対に充実させるべきです。

「格闘ゲームは対戦ツールとして機能していれば良い」

このような考えでは新規層やユーザーを取り込めないでしょう。

 

実は格闘ゲームは一人で遊んでいるユーザーも多いんです。

「自分の推しキャラを愛でる」、このようなコンテンツは重要です。

 

カスタマイズとは少し違いますが、期待の新作であるストリートファイター6も、自身のアバターを細かく設定できる機能があります。

どんどんやるべきです。

対戦以外に、一人でも楽しめる要素を、もっと格闘ゲームは取り入れるべきです。


ここからは、カスタマイズの暗部に切り込みます。

 

「キャラクターの見た目を好きに変えられる」

この素晴らしい機能を悪用することも可能なのです。

また、意図せず対戦相手に迷惑を掛けている場合もあります。

 

↓の画像を見て下さい

デフォルトコスチュームの対戦です。

 

右側だけカスタマイズしました↓

一気に視認性が悪くなりました。

静止した状態でも、これだけ見づらいのですから、動きが加わる対戦中はもっと見づらいです。

もう何をやってるのか分かりませんね。

 

暗いステージで、真っ黒のコスチュームを使ってみたり…

まるで保護色のような役割を果たしています。

 

余談ですが、鉄拳6ロジャーを真っ黒にカスタマイズすると、本当に見えなくなるんですよね。

真っ黒にカスタマイズしたロジャーのテイルに台パンしそうになったプレイヤーも多いでしょう。(この文章を読んでニヤニヤしている往年の鉄拳プレイヤーもいるはず)

また、カプエス2では、キャラのカラーを変更することによって、まるで裸に見えるようにすることも出来ます。

完全にコンプラ違反です。

 

カスタマイズが派手過ぎて、ゲームの処理が重くなり、対戦中にラグが生じることもあります。

鉄拳7がアーケードでのオンライン対戦が主流だった時代では、処理が重いカスタマイズは忌避されていました。

 

鉄拳TAG2では、風間仁がカスタマイズアイテム(ハリセン)を用いることで、普段はコンボに行けない状況でもコンボに行けるようになりました(懐かしい~と思っている往年の鉄拳プレイヤーもいるはず)。

カスタマイズをしている側としていない側では、キャラの強さが変わってしまうのです。

これは大問題です。

 

カスタマイズとは少し違いますが、ストリートファイターVでも大会禁止コスチュームというものが存在します。

視認性の悪さから、対戦に影響が出るからですね。

 

まとめると、

「カスタマイズの充実と競技性の両立は極めて難しい」

カスタマイズと競技性は食い合わせが悪いんですね。

 

現行の格闘ゲームシーンでは、公式大会において、

デフォルトコスチュームしか使用してはいけない

使用してはいけない禁止コスチュームがある

などの規制がされています。

 

何とも難しい問題ですよね。

でもボクは前述したように、カスタマイズ機能はもっともっと充実させるべきだと思っています。

そっちの方がゲームとして楽しいですからね。

対戦ツール以外の機能を充実させないと、ユーザーが増えないです。

 

あなたはどう思いますか?

今回は、カスタマイズ(コスチューム)と競技性のお話でした。

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