娼婦ばかりを狙った連続殺人事件が発生する。
そのターゲットとなってしまった主人公。
犯人に追いかけられるうちに交通事故を起こし、視力を失ってしまう。
犯人の追跡は緩むことなく、主人公を追い詰めていく。
「盲目の娼婦が殺人鬼に追いかけられる」というホラー映画です。
「サスペリア」や「フェノミナ」で有名なダリオ・アルジェント監督の最新作です。
結構グロいので苦手な方は要注意。
・昔ながらのホラーが見たい方
・グロい作品が見たい方
・こじんまりとした作品が見たい方
・犬好き
そうそう、こういうので良いんだよ。
思わずそう言いたくなる作品です。
監督のダリオ・アルジェントに特別な思い入れはありません。
しかし、映画好きとしてまだ活動されていることを本当に嬉しく思います。
せっかくですし劇場で鑑賞してきました。
昔ながらのホラーという印象です。
特徴的な部分は、劇中で使われている音楽くらいでしょうか。
上に貼り付けたトレーラーを見てもらえば分かりますが、かなり特徴的な音楽なんですよね。
これを劇場で体感すると、物凄いテンションが上がります。
現代人からすれば古臭い印象を受けるかもしれませんが、逆に新鮮です。
やっぱり劇場で観る映画は最高ですね。
ゴア表現もしっかりしています。
首を切られて血液がゴボゴボと喉に絡みつく感じ。
痛い、痛すぎる。
CGに頼らない絵作りも良いですね。
ジャンプスケアも無いので、性的な描写やゴア表現があっても、作品の印象としては上品です。
物語としては、こじんまりとして逸脱した展開はありません。
盲目の娼婦が殺人鬼に追いかけられる。
本当にこれだけです。
でもこれで良いんです。
劇中で起こっていることが物凄く分かりやすい。
何だかそれっぽいものを描写して、凄いように見せかけるみたいな下品さが無いんですよね。
そうそうコレコレ、こういうのが見たかった。
ダークグラスはそんな良作です。
おじさんはほっこり出来ますし、逆に若い人は新鮮に感じられるかもしれません。
P.S
水蛇に襲われるシーンは監督の性癖を感じます。
あのシーンは本当にトラウマレベルで恐ろしかったです。