何者かに誘拐された主人公。
見知らぬ森で目を覚ますと、マスクを被った殺人鬼に襲われるのであった。
スラッシャーホラー映画です。
ゴア表現が豊富なので、グロいのが苦手な方は要注意。
森を舞台にしたサバイバルデスゲームです。
・グロテスクな映画が好きな方
・バトロワものが好きな方
・デスゲームものが好きな方
・ちょっと変わった映画が見たい方
・オチが予測できない映画が見たい方
・百合好きな方
B級映画と呼ばれるジャンルのなかでも、かなりツイストが効いていて面白い作品です。
先の展開が読めないのはもちろんのこと、テンポが良くて最後まで飽きさせません。
何者かに誘拐されてしまった女子高生の主人公が、森のなかでマスクを被った殺人鬼たちに追いかけられるというストーリーです。
しかし、その殺人鬼たちにも事情があるらしく、何だか様子がおかしいのです。
中には主人公を助けようとする殺人鬼もいるようで…
被害者と加害者という単純な構図では無いことが分かります。
謎が謎を呼ぶ展開ですが、テンポが良いのもあって、気持ち良く見ていられます。
ゴア表現が素晴らしく、初っ端からハラワタを見せてくれます。
断面図や頭爆発など、B級好きに対するファンサービスもバッチリです。
現実ではありえないような殺し方もあったりしますが、外連味があって大変よろしいです。
森の中を逃げ惑うので、絵面に変化が無いと思いきや、意外とシチュエーションに変化を付けてくれるのも好印象です。
新キャラ、新殺人鬼が次々と導入されるので、絵面も見ていて飽きないのです。
主人公を始めとしたキャラクターたちも、個性がある…というよりも全員クセがあって良いですね。
とくに主人公は、か弱いながらもしっかりとした芯があります。
実にホラー映画らしい主人公だと思います。
さらに、失神すると殺人鬼側の視界が見えるという設定も、ホラーゲーム「SIREN」の「視界ジャック」のようで好きです。
映画のお約束を絶妙に外してくる、ツイストが効いた素晴らしい作品です。
続編作って欲しいなぁ。