(いまさらながら)鉄拳8のトレーラーが公開されましたね。
やっと新作の発表ということで、期待も高まるばかりです。
早く遊びたくてたまりません。
ところで、鉄拳7ではさまざまなゲストキャラが参戦しました。
「豪鬼」、「ギース」
「ニーガン」、「ノクト」
格ゲーのみならず、海外ドラマやRPGのキャラまで参戦することに興奮した方も多いかもしれません。
しかし、鉄拳3からプレイしている、鉄拳おじさんのボクは断固としてゲストキャラ(コラボ)の参戦には反対です。
お願いですから、鉄拳8ではゲストキャラを出さないで欲しいと本気で思っています。
その理由を語るので、興味のある方は読んでいってください。
ガチの鉄拳ファンが本音で語ります。
結論から、ゲストキャラの参戦を望まない理由は2つあります。
1.特殊な対応が必要となるのが不快
2.世界観が壊されるのが不快
この2つです。
1.特殊な対応が必要となるのが不快
2Dキャラが顕著ですが、鉄拳のシステムから逸脱しているため、特殊な対応が必要になるのが不快です。
飛び道具を撃たれるのはダルいだけで何も面白く無いです。
2D格ゲーのように、分かりやすいリスクを背負わせるのが難しいのです。
飛び(ジャンプ)から崩されるのも本当につまらないです。
対空という概念が基本的に無いため、強い理不尽を感じてしまいます。
そもそもゲージって何ですか?
鉄拳に2D格ゲーのようなゲージなんていらないです。
EX技だのマックスモードだの、ふざけてるのか?
鉄拳プレイヤーの感覚からすれば、切り札的な技なんてレイジ中に出せれば充分なんです。
だってそれが鉄拳ですから。
ゲージというシステムが付くことによって、その切り札的な技がいつでも出せる、しかもラウンドをまたいで温存できるっておかしいでしょう。
レイジアーツやドライブをラウンドをまたいで温存できたらクソゲーです。
もう、この時点で理不尽感がEXマックスですよ。
いまいち何を言っているのか分からない方も多いと思います。
視点を2D格ゲー側に移して考えれば、より理解しやすいでしょう。
たとえば、スト5に平八を参戦させたとします。
平八だけ横移動(軸移動)で攻撃をかわし、体力が少なくなるとレイジ状態となり、レイジドライブやレイジアーツを使ってくる。
おまけに、パワクラ、壁コン、スクリューを付けても良いかもしれませんね。
そして、地上戦しかしません。
鉄拳では戦略的に飛びなんて必要ないですからね。
どうでしょう?
そんなキャラが参戦して、スト5プレイヤーは納得するでしょうか?
一部のプレイヤーは新鮮に感じるかもしれませんが、ほとんどのプレイヤーは不快に感じることでしょう。
「俺はストリートファイターがやりたいんだ、鉄拳をやりたいわけじゃない」
このように思うプレイヤーも多いと思います。
それと同じことを鉄拳プレイヤーも2Dキャラに対して思っています。
つまり、明らかに別ゲーの要素(概念)を持ち込まれるのが、対応する側として不快だということです。
※これらの話は過去に書いたスマブラの記事にも若干通ずるところがあるので、興味のある方はこちらの記事もどうぞ↓
対戦ツールとしてのクオリティよりも、楽しさや話題性を重視するのはスマブラに譲って、格ゲーは対戦ツールとしてのクオリティを最優先して欲しい…
さらにメタ的な視点で言えば、今作だけの(明らかに次作は出ないであろう)ゲストキャラをやり込むのも対策する(時間を掛ける)のも嫌です。
2.世界観を壊されるのが不快
いきなり、話が飛びますが、かつて「ノリマロ」というキャラクターがいました。
マーベルVSストリートファイターというゲームに登場したゲストキャラクターです。
日本のコメディアンである「とんねるず」が番組の企画で用意したキャラであり、明らかにふざけたキャラです。
マーベル側から「世界観にそぐわない」と苦情が来たために、海外版では削除され、日本版でしか登場しないキャラです。
マーベルが苦情を言うのも当然です。
考えてみて欲しいのですが、日本のヒーロー、それこそ仮面ライダー、ウルトラマン、セーラームーン、孫悟空など(あくまでたとえ)が、ゲームとは言え、コメディアンが作ったふざけたキャラにボコられるのをメーカーが容認するはずがありません。
ボクは鉄拳が好き過ぎて、信仰の領域に達しています。
豪鬼よりカズヤが強いと思っているし、殺意リュウよりデビル仁が強いと思っているし、リュウより仁が強いと思っています。
鉄拳のキャラが別ゲーのキャラ(他社のキャラ)にボコられるのを見たくないんですよ。
100歩譲って、お祭り企画でやるのだったらまだ分かります。
スト鉄などでやるなら良いんです。
でも、正式な鉄拳のナンバリングタイトルでそれをやって欲しくなかった…
失望しましたね。
世界観をちゃんと守って欲しかった…
そこは一線を越えずにいて欲しかったです。
ゲストキャラは話題になるのも分かるんですが、他社のキャラクターを借りなきゃ話題作りも出来ない、という風に見る人もいるかもしれませんし、少なくともボクは冷ややかな目で見ています。
FFのキャラとか世界観が合わな過ぎる…
ボクの中で鉄拳というブランドの価値が大きく下がった瞬間でした。
それこそ「鉄のプライド」じゃないんですか原田さん?
ちなみに、ゲストキャラで、性能的にもっとも良く出来ているのがウォーキングデッドから参戦した「ニーガン」だと思います。
「ニーガン」(ゲストキャラ)ではなく、鉄拳のオリジナルキャラだったなら、ボクは喜んでやり込んでいました。
しかし、上でも少し触れましたが、どうせ次作で出ないであろうキャラに時間を割く気にはなれないんです。
長々と書きましたが、やはりボクは鉄拳のゲストキャラ参戦には断固として反対です。
でも、ボクの意見はあくまで古参のおじさん一人の意見ですからね。
ゲストキャラの参戦をプレイヤーの大多数が望むのなら、ボクはその流れに乗りますし、鉄拳8が出たなら間違いなくプレイします。
心から新作を楽しみにしていますので、面白いゲームとなることをいまから期待してやみません。