友人と話していて面白い話題になりました。
「いつから企業や政府は敵となってしまったのか?」
現代では企業や政府が不祥事を起こせばすぐに炎上します。
不祥事を起こしたのだから叩かれるのは当然ですが、昔はここまで企業や政府は敵対心を持たれていなかったと思います。
いつからこうなったのでしょうか?
思い返せば「ブラック企業」や「社畜」といった言葉が生まれたころから、企業叩きが加速したような気がします。
インターネットの普及によって「不都合な真実」が可視化され始めたころではないでしょうか。
それに伴って政府叩きも頻繁に行われるようになったと思います。
ボクは仕事柄、若い人と話す機会も多いです。
彼らの話を聞いていると、もう企業も政府も敵なんですよね。
〇〇というメーカーはブラック企業だ。
〇〇という企業は不祥事を起こしたから絶対に買わない。
政府はコロナの対応が…
完全に企業も政府も敵視しているんですよね。
若い人でこういう感覚を持った人に何度か会いました。
もちろん、彼らが間違っているとは思いません。
どのような思想を持っていようがそれは自由です。
それに不祥事を起こしたのなら叩かれるのは当然です。
ただ、ボクはあまりそういう感覚で生きていたくないなと思います。
企業が税金を納め、政府が運営しているから国が成立しているのも事実ですし。
今日もワンコインで美味しい牛丼が食べられるのも、そのようなサービスを提供してくれる企業があるおかげです。
好きな場所へ行けるのも、車メーカーや鉄道会社のおかげです。
安全に街を歩けるのも政府が機能しているからです。
人の思想は自由ですが、なるべく感謝の気持ちを持って生きている方が得だと思います。
企業や政府を敵視しながら生きるって、敵に囲まれながら生きているのと同義ではないですか。
ボクはとてもメンタルが持ちそうにありません。
企業や政府叩きもほどほどに、もう少し寛容な心と感謝の気持ちを持った方が良いような気がします。