なかを覗いてみませんか…?フェティッシュなホラーゲーム「Revenge Of The Colon」感想、レビュー


プレイヤーは優秀なお医者さんとして、患者の胃腸を検査します。
内視鏡を覗き込み、不調の原因を突き止めましょう。
適切な処置を施し、患者の健康を取り戻すのです。
基本は作業ゲーです。
アクション要素もパズルの要素もありません。
初見でも3時間も掛からずにクリアできると思います。
初代プレステのようなローポリが特徴です。
「グロい」というよりも「痛々しい描写」や「虫」が出てくるので苦手な方は注意です。
・普段は見られないところを覗き込むのが好きな人
・奇ゲーが好きな人
・患者の胃腸を探索するというオリジナリティ
・誰でもクリアできるように作られている
・ゲームのテンポが悪い
・飽きる
・日本語訳が(おそらく)機械翻訳で不自然
ただしプレイに支障は無い
・とくになし

(この中ってこうなってるんだ~)
そんなフェティッシュを刺激してくれるような作品です。
ボクは、普段は見られない部分を見るのが好きなのです。
決して性的な意味ではありません。
たとえば、中身が丸見えのオルゴール。

外装がクリアパーツで出来ているツール。

(中身ってこうなってるんだ~)
(こういう構造になっているんだ~)
幼い頃から、そういったものが大好きでした。
そういったフェティッシュを持っている方に、本作はおすすめします。
内視鏡を覗いて患者の腸内を探索します。
異物を発見したら、適切なツールを選択し、取り除いて処置します。
最初はポリープなどのありきたりな症状なのですが、(なんでこんなものが腹にあるんだ…?)といった怪異に遭遇することになります。
ガチホラーというほどではありませんが、ほどほどに気味が悪いです。
ゲームとしては簡単で、誰でもクリアできるようになっています。
作業ゲーです。難しいことは何も求められません。
何度も同じ操作を繰り返すだけです。
それだけにちょっと飽きるのも事実です。
全部で5人の患者を治療することになるのですが、2人目の時点でちょっと飽きていました。
ゲームのテンポも悪いです。
全体的に動作が遅すぎます。
あくまで治療という名目ですから、あまり機敏に動くのは設定的に問題があると思います。
しかし、そこはゲームとして割り切った方が良いと思います。
そもそも、患者の症状も治療の仕方も、ほぼSFみたいなものですし…
演出だけではなく、ゲーム性をもっと追求して欲しかったです。
そのような仕様から、マルチエンディングなのに周回する気が起きないのも残念です…
ゲーム的にはちょっと微妙ではあるのですが、一部の好事家には刺さりそうなオリジナリティあふれる作品なのは間違いありません。
中を覗いてみませんか?



