ゲームで生き残る

現代におけるゲームが上手いとはどういうことか?

この記事では長年ゲームを続けてきたボクが「ゲームが上手い」とはどういうことか?について書きたいと思います。

 

ボクが小学生の頃は「〇〇くんはゲームの天才」という言葉がよく飛び交っていました。

ゲームの天才と呼ばれている人は、実際にゲームが上手かったです。

人がクリアできないステージをクリアしていましたし、対戦ゲームも強かったです。

 

当時はネットも普及していないので、現在のように攻略サイトなどもありません。

攻略情報は人伝(口コミ)か攻略本に頼るしかありません。

さらに、現在のゲームよりも作りが不親切でした。

現在のユーザーフレンドリーな作りとは違い、当時のゲームは説明不足で不親切なゲームも多かったのです。

 

そのような環境でゲームを攻略し、対戦ゲームも強かった人は、やはり「ゲームが上手い」と言っても良いと思います。

では、現代ではどうでしょうか?

ネットで簡単に攻略サイトの恩恵を受けられる現代では、ゲームをクリアできるだけでは上手いとは言えないのではないでしょうか。

 

ゲームの上手さに関して、ボクは3つの要素があると考えています。

 

①操作技術

レバーやボタン操作を的確に行う技術です。

キャラクターをプレイヤーの思った通りに動かす技術と言い換えても良いでしょう。

主にアクションゲーム、格闘ゲーム、リズムゲームで重要なスキルです。

こちらはゲームにおける普遍的な技術です。

 

②攻略情報

ゲームを攻略する技術です。

このゲームでは何を求められていて、何が強いのか、そういったものをいち早く察する能力です。

敵の弱点、効率的な立ち回り、強い武器、強い技、楽な稼ぎ方など、それらを導き出すのがゲームでは重要です。

どちらかと言えば、技術というより知識に依存した能力です。

現代では攻略サイトがありますので、攻略技術に関してはほぼ平等だと思います。

誰でも攻略サイトで情報を得られる現代では、特別マニアックな攻略情報でもない限り、差が付きにくい部分です。

とくに一人用ゲームでは、よほど高難易度でもない限り、攻略サイトを活用すればクリアできないということはないと思います。

必然的に、一人用ゲームでは超高難易度のやり込み要素をやってのけるか、RTA(リアルタイムアタック:どれだけゲームを早くクリアできるか)、縛りプレイ(初期武器でクリア、レベル上げ禁止、必殺技禁止etc.)などでゲームの上手さを証明するしかないと考えています。

あるいは上位ランカーになればゲームの上手さの証明になると思います。

 

③コミュ力

自分でコミュニティを作ったり、積極的に人と交流する能力です。

現代で最重要のスキルだと考えています。

現代で攻略技術に代わるのが、この能力ではないでしょうか。

人を集めたり、人の輪のなかに入れば自然とゲームの攻略情報が入ってくるでしょう。

たとえば、格闘ゲームで対戦会を企画したり、上級者の講習に参加する、ネットがある現代ではこのような取り組みが出来る人間が強いです。

一人で武者修行を行う人間よりも、ジムに通い練習試合をし、ちゃんと教えを乞う人間が強くなるのと同じです。

ほかにも、FPSやLoL(リーグオブレジェンド:チームで対戦する人気ゲーム)などのチームで協力するゲームではコミュ力は必須です。

現代でゲームの上手さを証明したいのなら、重要視しなければならない能力です。

 

以上の3つがボクの考えるゲームの上手さを支える技術です。

そのなかでも、「操作技術」「コミュ力」が現代では重要だと思います。

とくにコミュ力はeスポーツやYouTubeなど、ゲームで生きていくための必須の技術ではないでしょうか。

もちろんコミュ力だけでは、ただのゲームが好きな人ですので、ゲームが上手いことを証明するには操作技術も兼ね備えなければなりません。

「操作技術」と「コミュ力」を伸ばし続けるのが、現代ではトッププレイヤーになれる条件だと考えます。

現代でゲームが上手いとは、操作技術が極めて高く、コミュ力も高いプレイヤーを指すのではないでしょうか。

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