稀に見る雰囲気電波ゲー「Ego In A Coma (自我、状態、昏睡。)」感想、レビュー


2Dスクロールアクションゲームです。
広義的には雰囲気ゲーにあたると思います。
不眠症に悩まされる主人公が、睡眠薬を服用する。
昏睡状態に陥り、精神世界に迷い込んでしまった主人公は再び目覚めることが出来るのか?
Steamにて無料で配信されています。
・雰囲気ゲーが好き
・電波ゲーが好き
・ロックが好き
・サイケな雰囲気が好き
・サクッと遊べる作品を探している方
・画作り
・音楽が格好良い
・エンディングが好み
・宗教的にかなり攻めた描写があるので人によっては気になるかも(明確に神を殺す描写がある)
・ゲームとしては全然駄目
※詳細は感想にて
・最初の繁華街のようなステージでは信号機に注意する
・後から手に入る武器が必ずしも強いわけではない(ぶっちゃけ初期武器が最強だと思う)
・戦闘はゴリ押し推奨

雰囲気などの画作りは100点、ゲームとしては10点みたいな作品です。
ゲームとして遊ぶよりも、サイケデリックなアートとして捉えた方が楽しめるかもしれません。
最初のエリアで、目が点になりました↓

(うわッ!この雰囲気たまんねぇ…!神ゲー確定!)
しかし、その思いはすぐに打ち砕かれます。
(何をして良いのか分からん…)
最初から詰まってしまったのです。
マップを移動しても何も起こらないし、一定の場所から進むことが出来ません。
よく見ると、信号機がありました。
信号機が青の状態だと進めるようです。
この時点で20分くらい掛かりました。
まず、信号機のギミックが視覚的に分かりづらいし、ゲーム的な説明もありません。
序盤のステージ、ゲームの導入部分としては最悪だと思います。
(なるほど、こういうギミックを利用した謎解きゲームなのね…)なんて思うと、次のステージからはアクションゲームに切り替わります。
ここからは謎解きなんて出てきません。
ゲーム的に「何を求められているのか直感的に伝わって来ない」んですよ。
この時点でテンションはガタ落ちです。
アクションゲームとしても全然駄目です。
操作性が最悪です。キーの反応が悪すぎます。
アクションゲームとして致命的です。
SEもショボすぎて爽快感の欠片もありません。
どの敵と戦っても同じです。
適当にゴリ押ししていれば何とかなります。
武器が4つも用意されているのに、強さのバランスが全く取れていないので、武器を切り替える必要もありません。
初期武器だけで十分です。
絵面は次々と切り替わって派手なんですよ。
サイバーパンクな都市部から始まり、ダークファンタジー、サイケと神話を融合させたようなカオス空間。
ボスのデザインも個性的です。
しかし、やっていることがずっと同じなので、絵面がいくら切り替わっても退屈なんです。
ずっと攻撃を連打してのゴリ押し。全然面白くありません。
絵面や世界観に力を入れすぎて、ゲーム部分があまりにも疎かになっていると思います。
本当に失礼な言い方ですが、ゲームである意味を感じないのです。
完全にゲームの部分が足を引っ張っています。
ビジュアルノベルやアドベンチャーにした方が良かったと思います。
ただ、絵面や雰囲気、世界観は凄く好きです。
作者さんのやりたいことは分かるんですよ。
作者さんの趣向も理解できるんです。
ゲームとして駄目過ぎます。
悪い意味でアートに振り切りすぎです。
独りよがりになってしまっています。
勿体ないです。



