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帰り道ではなく孵道「孵道(かえりみち)」感想 レビュー

 

1.「孵道」ってどんなゲーム?

ポイント&クリック型のホラーアドベンチャーゲームです。

気になる箇所をクリックし、テキストを読みながらゲームを進めます。

操作はマウス以外使いません。

ジャンプスケアが多めで、ややグロテスクな表現も多いので苦手な方は注意。

 

学校の帰り道、絶対に振り返ってはならないと先生に警告される。

振り返るとそこにはナニがあるのか?

無事に家に帰ることはできるのか?

 

2.どんな人におススメ?

・QTEをミニゲーム感覚で遊べる方

・サクッと遊べるゲームを探している方

・考察が好きな方

・ホラーが好きな方

 

3.良かったところ

・多種多様な恐怖演出

・主人公以外はフルボイス

・好きな場面からリトライできる

・作品の裏テーマが興味深い

・全エンディング達成時の特典が素晴らしい

 

4.ちょっと気になったところ

・やや演出がくどい

・QTEが難しい

 

5.今からプレイする方へアドバイス

・ヘッドホン推奨(攻略的にも有利な場面がある)

・QTEは表示された順番にクリックする

・ストーリーを楽しみたいなら難易度はイージー(安全)推奨(難易度によるストーリーの変化はない)

6.珠音真珠の感想

マウス操作だけで出来る手軽なゲームでありながら、しっかりとやりごたえがあります。

画面に表記された箇所を素早くエイムしてクリックする必要があるのですが、難易度が高いです。

これはボクの環境の問題なのですが、普段からトラックボールマウスを使用しているので、とてもクリア出来ずに難易度を下げました。

トラックボールマウスはゲームには向きません。

しかし、トラックボールマウスで無くとも、結局はクリアできずに難易度を下げていたと思います。

それくらい難易度が高いです。最高難易度なんてとてもクリアできる気がしないです。

 

全エンディングを回収しても、2時間もあれば終わります。

サクッとホラーゲームを楽しみたい人にオススメです。

全エンディングを回収したときの特典(※楽しみを奪うので詳細は伏せる)が本当に素晴らしいので、ぜひ全エンディングを回収しましょう。

 

怪異に耳を取られると、音が聞こえなくなる。

怪異に目を取られると、画面が暗くなる。

など、演出的に面白い表現があります。

ゲームの部分でも、画面を揺らす、怪異が大写しで画面に張り付く、ノイズを散らす、などあらゆる手段でプレイヤーを邪魔してきます。

静的な作品でありながらも、演出は派手なので退屈することはありません。

 

気になるところとしては、演出がややクドいと感じられる場面が多いことです。

怪異が見えるのに、なかなか近づかない。

QTEの部分も、(これいつまでやらせるんだ…)と思える箇所が多いです。

テンポを良くし過ぎると、あまりに簡素な作品になってしまいますから、そこは難しいところですが…

 

なぜ、「帰り道」ではなく、「孵道」なのか?

作品の裏テーマが興味深く、面白いです。

 

ホラーが好きな方はぜひ遊んでみましょう。






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