※あくまで個人の感想と意見です
コマンド表記↓
鉄拳8のDLC第二弾である「リディア」について書きます。
ボクはビジュアルや格闘スタイルも含めて、リディアが大好きです。
本気でメイン候補として考えているほどです。
しかし、鉄拳8のリディアには問題点が多いと思います。
未完成だと言わざるを得ません。
ボクはタイトルで「リディアはつまらない」と書きました。
なぜつまらないと思うのか?
結論から、「攻略を煮詰めるほどに消極的にならざるを得ない」からです。
あまりトピックが散らからないように、リディアの構えを例に解説していきます。
なるべく分かりやすく書くように心掛けます。
リディアの大きな特徴として、豊富な構えからの読み合いが挙げられます。
もっとも使用するであろう、66RPをガードさせた後の読み合いです↓
66RPをガードさせた時点で+5F有利となり、構えからの読み合いをせまることができます。
しかし、しゃがパンでほぼ対応されてしまいます。
66RPからの構えは5つの技の選択肢がありますが、5分の4がしゃがパンで対応されます。
しゃがパンに勝てる選択肢が一つだけ有り、構え中LKのジャンプステータス技で潰すことができます↓
この技はヒットでそれなりにリターンもありますが、相手がしゃがみステータス技以外で暴れていた場合、空中で拾ってコンボを叩き込まれるリスクがあります。
あまり出したく無いのが本音です。
構えからの選択肢はパワクラでも対応できます。
今作は一部のパワクラがヒート対応技となっていることからも、パワクラでの切り返しは期待値が高いです。
パワクラに対応できる選択肢も存在します↓
構え中WPの下段を出せば、カウンターヒットで大きなリターンを得ることができます。
しかし、この下段はヒットさせて不利(-1F)、ガードされた場合は-18Fと、非常にリスキーです(なぜこんなに弱くしたのか分からない…構えからの下段はもっと強くて良いはずでは…?)。
さらに言えば、1LKからの読み合いは、レイジアーツで全対応だったりします↓
相手をする側からすれば、格好のレイジアーツの仕込みどころです。
では、リディアはどうすれば良いのか?
リディアの安定の選択肢は何なのか?
それが構えキャンセルです。
レバーを後ろに入れて(4入れ)、構えをキャンセルしてガードすることです。
これ。超つまんないです。
もう一つ、リディアにはヒート中限定の天上天下という構えがあります。
コンボ始動の中段、ガードで有利の中段、ガード不能の上段。
3つの選択をせまる、強力な構えなのですが…
上段のガード不能技以外は、返し技や捌き技で反撃されます。
厳密には、技を打つタイミングなどをズラして対応なども出来ますが、もっとも簡単なのは構えをキャンセルすることです。
構えをキャンセルして様子見が安牌です。
※ここまで書いたことは、あくまで攻略を進めている使い手側の視点であって、リディアを相手にする側からすれば、展開が早く完璧に対応するのは難しいと思います。
しかし、リディアが一方的に有利な読み合いを展開しているわけではないことは事実です。
鉄拳8における、リディアというキャラクターのコンセプトは分かるんですよ。
豊富な構えからの読み合いを楽しませたいのだと思います。
実際に、鉄拳8のリディアは構えに移行する場面が豊富です。
しかし、構えの性能が低すぎて、読み合いが回らないんですよ。
構えからの読み合いをせまるほどに、リディアが逆択を受けている状態になっている。
どう考えても、ダメージ効率が悪すぎる。
下手に構えからの読み合いをせまるよりも、構えをキャンセルして様子見した方が安牌。
アグレッシブじゃないですよ。
何で読み合いを仕掛けている側がビクビクしながらブレーキを掛けてなきゃいけないんですか?
つまんないです。
本当につまんないです。
「攻略を煮詰めるほどに消極的にならざるを得ない」んですよ。
豊富な構えを持ち、構えからの読み合いを楽しむキャラが、構えキャンセルが安定行動って一体何の冗談なのか…
強い弱い以前にゲームの作りとしておかしい。
キャラのコンセプトと性能が噛み合っていない。
今のリディアはつまんないです。
もっと気持ち良く構えからの読み合いを楽しませて欲しいです。
ちゃんと練り込んで欲しいです。
構えキャラの構えがポンコツって救いようが無いですよ。
さすがに調整の腰が引け過ぎです。
リディアという素晴らしいキャラが、勿体ないです。