上野で開催された、特別展「毒」に行ってきました。
↑の画像は毒展のポスターですが、「BiSH」とタイアップしているらしく、ポスターの前で自撮りしている方もチラホラ。
とてもアーティスティックで素晴らしいデザインのポスターだと思います。
特別展「毒」の公式サイトはこちら↓
毒展に足を運んでみた感想としては、「思っていたのと違った」というのが正直なところです。
ボクは勝手に「毒を持ったヤバい生き物大集合」みたいなのを想像していたんですよ。
しかし、実際は「そもそも毒とはどういったものなのか?」という、真摯に”毒”を学ぶための展覧会でした。
生きている生物は一匹も展示されていません。
良く言えば、知的好奇心を満たせる学びの多い展覧会です。
悪く言えば、地味です。
もしかしたら、お子さんはあまり楽しめないかもしれません。
目を奪われるようなインパクトのあるものが無いからです。
また、これは仕方のない部分でもあるのですが…
人が多すぎて、ゆっくりと展示物を観察し、その説明を読むのが困難です。
次々から次へと人が押し寄せるので、ゆっくり見ている暇がありませんでした。
いきなり不満ばかりで申し訳ないですが、「それなりに人を選ぶ」イベントだということは言っておきたいです。
「何だか良く分からんが、凄いものを見れたから満足!」というような目玉はありません。
自分で興味のあるものを探し、その説明を読んで学ぶのが好きな人でなければ、楽しめない可能性があります。
ここからは、撮影した写真を紹介します。
みんな大好きコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)。
噛まれると、出血が止まらなくなる毒におかされます。
世界一凶暴な生物ラーテル。
世界一の恐れ知らずアニマルとしてギネスブックにも載っている動物です。
自分より強く大きな相手でも怯まず戦う。
非常に防御力の高い皮を持つ。
毒耐性もある。
チートアニマルです。
ナショジオの公式動画です。
数匹のライオンを蹴散らし逃げ切る姿を確認できます。
ラーテルがどれだけ強いか良く分かりますね。
創作物でお馴染みのトリカブト。
こうやって見ると、とても美しい植物なんですよね。
人間の作り出しているモノ、あるいはゴミだって毒である。
まったく耳が痛いです。
ボクは「紙ストロー」の使い心地があまり好きではありませんでしたが、地球環境を考えれば我慢しようと思えました。
こういうのを見れただけでも、足を運んだ価値があります。
とても学びが多いイベントでした。
ただ、人が多すぎてゆっくり見られないのと、せめて生きている生物を一匹くらいは見たかったという心残りもあったりします。
毒に興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?