
洒落怖にある怪談をビジュアルノベルにしたフリーゲームです。
初見でも5分程度で終わるくらいの掌編です。
ダウンロード↓
・サクッと遊べるゲームをプレイしたい方
・ゆとり世代
・教育に携わっている方
・背景やSEの切り替わりが細かい
・怪談の質として、どうしても好き嫌いは分かれそう
・とくになし

洒落怖の怪談をビジュアルノベルにした作品です。
自分は怪談好きですが、本作の題材となった「ゆとり教育」という怪談は読んだことがありませんでした。
今回初めて読みましたが、味がある怪談ですね。
自分もゆとり世代です。
「ゆとりは魚が切り身で泳いでいると思っている」
ネタで言っているのかどうか分かりませんが、ひどい言われようですよね。
この頃からゲーム脳みたいなのも流行りだし、
「いまの子どもはゲームのやり過ぎでナイフで人を刺しても死なないと思っている」
なんて、よく分からないことを言われていました。
(いくらゆとりでもそこまでアホじゃねーよ!)なんて子どもながらに思っていた記憶があります。
そもそも、ゆとり教育は当時の政策ですし、そのように育てられたのだからどうしようもありません。
身も蓋もないことを言えば、どの世代だろうがヤバいやつはヤバいんです。
ところで、「教育」という言葉を使えばそれっぽく聞こえますが、あえて悪意のある言い方をすれば「洗脳」と同義でもあると自分は考えています。
たとえば、「社員教育」と「社員洗脳」では何が違うでしょう。
そのように教えられ、育てられたのなら…
それが当たり前となってしまうのが生物の性(さが)ではないでしょうか。
そんな「教育の持つ業」が表現された、上手い怪談だと思いました。
この怪談をチョイスした制作者さんの感性が凄いです。




