ゲームで生き残る

教育という名の洗脳「ゆとり教育」感想、レビュー

 

1.「ゆとり教育」ってどんなゲーム?

洒落怖にある怪談をビジュアルノベルにしたフリーゲームです。

初見でも5分程度で終わるくらいの掌編です。

 

2.どんな人におススメ?

・サクッと遊べるゲームをプレイしたい方

・ゆとり世代

・教育に携わっている方

 

3.良かったところ

・背景やSEの切り替わりが細かい

 

4.ちょっと気になったところ

・怪談の質として、どうしても好き嫌いは分かれそう

 

5.今からプレイする方へ

・とくになし

 

6.珠音真珠の感想

洒落怖の怪談をビジュアルノベルにした作品です。

自分は怪談好きですが、本作の題材となった「ゆとり教育」という怪談は読んだことがありませんでした。

今回初めて読みましたが、味がある怪談ですね。

 

自分もゆとり世代です。

「ゆとりは魚が切り身で泳いでいると思っている」

ネタで言っているのかどうか分かりませんが、ひどい言われようですよね。

 

この頃からゲーム脳みたいなのも流行りだし、

「いまの子どもはゲームのやり過ぎでナイフで人を刺しても死なないと思っている」

なんて、よく分からないことを言われていました。

 

(いくらゆとりでもそこまでアホじゃねーよ!)なんて子どもながらに思っていた記憶があります。

そもそも、ゆとり教育は当時の政策ですし、そのように育てられたのだからどうしようもありません。

身も蓋もないことを言えば、どの世代だろうがヤバいやつはヤバいんです。

 

ところで、「教育」という言葉を使えばそれっぽく聞こえますが、あえて悪意のある言い方をすれば「洗脳」と同義でもあると自分は考えています。

たとえば、「社員教育」「社員洗脳」では何が違うでしょう。

そのように教えられ、育てられたのなら…

それが当たり前となってしまうのが生物の性(さが)ではないでしょうか。

 

そんな「教育の持つ業」が表現された、上手い怪談だと思いました。

この怪談をチョイスした制作者さんの感性が凄いです。











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