古参として色々と言いたいことはあるが『バイオハザードレクイエムのタイラントの扱いが100点満点』である理由

※核心に迫るほどのネタバレはありませんが、事前情報無しで作品をプレイしたい方は読まない方が良いです
「BIOHAZARD Requiem」のタイラントについて語ります。

タイラントは、バイオシリーズを代表する生物兵器です。
ラスボスを務めたこともあります。
シリーズ最新作であるレクイエム(バイオハザード9)にもタイラントは登場します。
ちょっとしたチェイスをおこなったあとに、スーパータイラントに変貌し、レオンと対峙することとなります。

扱いとしては、かなりあっさりしている印象です。
ダイジェスト的な扱いと言っても良いでしょう。
その存在感、登場時のインパクトこそあったものの、(あれ?もう終わり?)と思ったのが本音です。
タイラント(とくにスーパータイラント)の扱いがこんなに軽くて良いのか?
古参のバイオファンとして、モヤモヤする気持ちは隠せません。
自分は、重要だったキャラクターが話が進むごとに軽く扱われるのが好きではありません。
バトル系の創作物でありがちなのですが、かつての強キャラが新キャラの噛ませ犬のような扱いをされるのは本当に嫌いです。
余計なことを書きますが、名作格闘マンガであった刃牙シリーズがつまらなくなった理由も同様だと思っています。
新キャラ、あるいは新しいストーリーを展開をするために、かつての強キャラを犠牲にする。
なるほど、インパクトはあるでしょう。
しかし、、
(この作者はキャラクターを愛していないんだな…この作品は作者の胸先三寸ですべて決まってしまうほど行き当たりばったりなんだな…)
そう思われてしまう危険性もあることを承知して、そのようなストーリを展開するべきです。
さらに余計なことを言えば、、、
バキシリーズのスピンオフ(烈海王、ゆうえんち、ガイアとシコルなど)が面白い理由が、原作者以上にキャラクターを大切にしているのが原因であることは皮肉でしかありません。
話が逸れましたが、かつての重要キャラクターが軽く扱われることが嫌いなのです。
しかし、バイオハザードレクイエムをクリアする頃には、すっかりその気持ちは消えました。
レクイエムにおけるタイラントの扱いは100点満点です。
古参として何の文句もありません。
なぜなら、レクイエムというテーマに沿ったものだからです。
自分が痺れたレオンの台詞があります↓

お前らの進化は…その程度か?
リッカーを倒した後に吐き捨てた台詞です(ちなみにリッカーもシリーズ屈指の厄介な敵クリーチャー)。
思わず目頭が熱くなりました。
そうだよな…
かつて巻き込まれるばかりで何も分からず振り回されるだけだったレオンが…
確固たる意思を持って…
それだけの力を身に付けて…
終わらせに来た(レクイエム)んだよな…
そう思うと、タイラントの扱いにも納得したのです。
もう少しメタ的な視点で語るのなら、タイラントに追い回される展開は過去作で散々やりました。
同じことをやるのなら、ゲームとしての新鮮味に欠けるし、面白いものになるのかは疑問が残ります。
かつて、、
タイラントに恐怖し、スーパータイラントの強さに絶望した少年時代を過ごしたものとして、、
レクイエムのタイラントの扱いは100点満点なのです。


