ゲームで生き残る

刻を駆けるサムライ「Katana ZERO」感想 レビュー

 

1.「カタナゼロ」ってどんなゲーム?

殺し屋の主人公が各地に赴き暗殺任務を請け負う2Dスクロールアクションゲームです。

弾丸を刀で跳ね返したり、時間の感覚をスローにさせる能力(バレットタイムに近い)を駆使して、敵をバッサバッサと斬りまくります。

やや高難易度かつ死にゲーです。

ドット絵とは言え、部位切断などのゴア表現が豊富なので苦手な方は注意。

 

2.どんな人におススメ?

・戦略を練るのが好きな方

・程よくやりごたえのあるゲームを探している方

・死にゲー好き

・サイバーパンクな世界観が好きな方

 

3.良かったところ

・攻撃力の概念が無く、どんな敵でも一撃で斬れるところ

・敵を斬ったときのストップモーションなど演出に爽快感がある

・良質なBGM(映画ジョン・ウィックなどの音楽が好きな方はきっとハマる)

・細部まで描き込まれた美しいグラフィック

・時系列をぶつ切りにして見せたり、映画的な手法を上手くゲームの演出として取り込んでいる

・パロディネタ

4.ちょっと気になったところ

・やや操作感が悪い

・ストーリーが尻切れトンボ

 

5.今からプレイする方へアドバイス

・困ったらとにかくスローを使おう

(これどうするんだよ…絶対無理じゃん…)みたいな場面に遭遇したら、とりあえずスローを使いましょう。

スローを使えば、敵のムーブがハッキリと視認できるので突破口が見つかるでしょう。

・右スティックを活用しよう

右スティックでカメラの位置を動かすことが出来ます。

自分が進む先に何が待ち受けているのか、ちゃんと確認しながら進みましょう。

・敵の背後を取るのが基本

正面から敵と相対すると、先手を打たれたり、こちらの攻撃をガードされるリスクがあります。

敵の背後を取るように立ち回ると良いでしょう。

とくに、回避は完全無敵かつ、相手をスリ抜けるのでおおいに活用するべきです。

・会話の選択肢はお好きなように

会話の選択肢によって微妙な展開の変化がありますが、それほど気にする必要はありません。

自分の思ったように受け答えをしましょう。

 

6.珠音真珠の感想

面白いです。

死にゲーでありながら、リトライも快適です。

程よくやりごたえのあるプレイ体験を提供してくれます。

 

本作はアクションゲームでありながら、パズル的な要素も強いです。

ただし、謎解きではなく戦略的な意味のパズルです。

どの場所にどれだけの敵がいるのか?

どの敵から倒せばもっともリスクを減らせるのか?

などなど。

戦略を練りながらゲームを進行させる必要があります。

ただ闇雲に突っ込んでは絶対にクリア出来ません。

これが面白いのです。

 

気になる部分としては、やや操作感が悪いところです。

キーレスポンスはバッチリなのですが、主人公に妙な慣性が働くのです。

特に、ドアを切ると主人公が浮き上がる仕様には困りました。

大事な場面であらぬ方向を向いたり、壁に引っ掛かったりなど、頭で想像している動きとズレが生じます。

しかし、これは「操作感が悪い」と受け取るか、「操作に癖がある」と受け取るかで、印象が変わるでしょう。

人によっては気にならないかもしれません。

 

サムライ、ドラッグ、ネオン、サイバーパンク、荒廃、幻覚、復讐、人体実験。

これらのワードにビビっと来た方は、本作の世界観にドハマリする可能性があります。

アニメが好きな方もきっと気に入るでしょう。

センスフルな作品でした。

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