僕は誰?あなたは一体?自分の頭に響いてくる声は何?「Slay the Princess — The Pristine Cut」感想、レビュー


ビジュアルノベルホラーゲームです。
文章を読みながら、その時々に応じた選択肢を選ぶことでゲームを進めます。
小屋の地下にはプリンセスが閉じ込められている、どうやらあなたの使命はプリンセスを殺すことにあるらしい…
・抽象的で哲学的な内容のゲームが好き
・与えられた正解ではなく、自分なりの回答を考えるのが好き
・メタ的な視点を用いた作品が好き
・SF好き
・フルボイス
・ゲームの演出全般
・あまりに人を選びすぎる内容
※詳細は感想にて
・最初はあまり深く考え込まずにゲームを進めても良い(一つ一つの選択肢は、実はそこまで重要なものではないし、プレイしているうちにどういうゲームなのか分かってくる)

Steamでの”圧倒的に好評”に釣られて購入しました。
結論から、個人的にはあまり好きではありません。
”小屋の地下に閉じ込められたプリンセスを殺す”というのが主なストーリーです。
プリンセスを殺さなければ世界が滅亡するらしいです。
しかし、、、
プリセンスは何者なのか?
主人公は何者で、なぜ使命を帯びているのか?
世界が滅亡するとはどういうことなのか?
これらの謎が残ったままゲームを進めます。
そして、最後までその謎は”曖昧”(哲学的で抽象的)なままにゲームが終わります(自分が理解できないのもあるが…)。
本作は、決まった一本のシナリオがあるわけではありません。
プレイヤーの選択によって、無数に枝分かれした世界を楽しむ作品です。
つまり、倒すべきプリンセスの役割も、自分の役割も、その時々に応じて変化します。
ここは明確に好き嫌いが分かれる部分だと思います。
自分は、”プリンセスとの知恵比べ”のような作品だと思っていました。
たとえば、”実はプリンセスは武器を隠し持っているので、最初は距離を置いて遠距離攻撃を仕掛けるのが正解である”、という正解の選択肢を積み重ねて攻略していくような作品だと思っていたのです。
悪い意味で”思っていた作品と違った”のが本音です。
そもそも、本作は内容が難しいです(とくに頭の悪い自分には難しすぎた…)。
抽象的で曖昧、そして哲学的です。
小難しいSF小説のレベルで難しいです。
自分は内容についていけませんでした。
言い換えるのなら、興味の持続を保つことができませんでした。
エンディングを見て、スタッフロールを見た時点でゲームを終えました。
別のエンディング回収も残っていたのですが、回収することなくアンインストールしました。
人によっては”電波ゲー”、もう少しマイルドに言うなら”雰囲気ゲー”のレベルで意味不明だと思います。
良かったところとしては、ゲーム全体の”作り込み”です。
フルボイス(英語)は素晴らしく、声優さんの熱演もあって雰囲気抜群です。
イラストはその場面によって細かく切り替わるし、一部ではアニメーションまで使用されています。
演出も力が入っていて、ホラー表現においては、夜中にプレイすると普通に怖いです。
選択肢も多く、一部の場面では10以上の選択肢も用意されていたりします。
自分には合わなかったですが、刺さる人にはたまらないでしょう。
かなりディープな作品であることは間違いありません。
ゲームの内容をよく理解していない自分でも、”圧倒的に好評”という評価を得るのは分かる気がします。


