銀色のドクロマスクを被った殺人鬼から逃げるホラー映画です。
ゴア表現に力の入った作品です。
・ゴア表現が豊富なスラッシャーが見たい方
・80年代や90年代のホラーが好きな方
結論から、色々と駄目なところもありますが、ゴア表現に掛ける情熱が感じられる作品でした。
登場人物の頭の悪さにイライラする(とくに主人公)、という欠点を除けば、それなりに楽しめると思います。
銀色のマスクを被り、スナッフビデオ(殺人ビデオ)を撮影する怪人は、意外にも人間くさいキャラです。
普通に感情もありますし、攻撃されれば怪我もします。
ぶっちゃけ弱いです。
あくまで人間の範疇に留まっています。
スナッフビデオを撮りたいだけの変態と言い換えても良いでしょう。
ちょっと可愛気すら感じられるキャラです。
劇中の時代設定が定かではありませんが、おそら2000年前後くらいだと思います。
殺人鬼が使うビデオカメラは記録媒体としてテープを使用しますし、乾電池も使います。
登場する携帯のデザインも明らかに古いです。
現代的ではありません。
映画の絵面も全体的に古臭いです。
しかし、そんな古臭くてチープでありながら、CGに頼らない姿勢は評価されるべきです。
映し出されるゴア演出は、ちゃんと手作りですし、ボクは劇場で鑑賞しながらフレッシュさすら感じました。
好事家には、それなりに刺さる一本だと思います。
入場者特典としてポストカードを頂きました。
デザインにノスタルジーを感じます。
これを令和に配ってくれる映画館も大好きです。
やっぱり劇場で見る映画は最高ですね。