オレンジ色の西日が差す廃校にて屋上を目指す「夕暮れ時、廃校にて。」感想、レビュー


WOLF RPGエディターで作られたアドベンチャーゲームです。
夕暮れ時、教室で目覚めた主人公は、廃校を探索して屋上を目指すこととなります。
ジャンプスケアや追いかけっこなど、ハードなホラー演出はありませんが、一部だけ血の表現などが含まれます。
フリーゲームとして配信されています。
ダウンロード↓
・サクッと遊べるゲームを探している方
・雰囲気ゲーが好きな方
・エモい空気が好きな方
・ガチホラーはちょっと…という方
・雰囲気がエモい
・ゲームの導入部が上手い
・無駄に難易度を上げるようなことをしていない
・良くも悪くも雰囲気ゲーの側面が強く、ゲームとしてそれほど面白いものではない
・屋上に行く前にセーブするとエンディング回収が楽
・屋上に行けるようになった段階でとある場所が開く、そこの探索がエンディング分岐の条件

エモい雰囲気を纏った雰囲気ゲーです。
夕暮れの教室で目覚めた主人公は、謎解きを進めながら校舎の屋上を目指すこととなります。
オレンジ色の西日が差した、朽ちた校舎の雰囲気は素晴らしいです。
そこには、怖さや不気味さといった、ホラー的な印象を受けることはありません。
寂しさ、切なさ、エモい空気が漂います。
謎解きは簡単です。
誰でも解ける程度の謎解きしか用意されていません。

理不尽な謎解きにストレスを受けることは無いでしょう。
ゲームの導入部が素晴らしく、「この教室に鍵が隠されているから、まずは探してみて」と、本作がどういうゲームなのか?プレイヤーは何を求められているのか?を序盤から自然に提示してくれます。
このやり方は上手いと思いました。
アイテムの在処(ありか)も、無駄に分かりづらいものではありません。
ゲームの導線も決して複雑ではなく、拾ったアイテムを順番に使っていけば自然とクリアできます。
少しだけネガティブなことを言えば、似たようなマップの校舎内を、何度も行ったり来たりするのはそれほど楽しいものではありませんでした。
良くも悪くも、ストーリーや雰囲気重視の作品であり、ゲーム部分はそれほど楽しいものではありません。
ただ、
なぜ主人公は夕暮れの廃校で屋上に呼ばれたのか?
ちゃんとゲーム内で明かされるのは素晴らしい点だと思います。
そして、普段はエモく静的な雰囲気を纏った作品だからこそ、過去に起こった悲劇を目撃したときには、肝が冷えました。
そういった演出の緩急も素晴らしいと思います。



