ライフハックで生き残る

アドバイスの前には共感を

ボクが何度も失敗した経験も踏まえて、シェアしたいことがあります。

それは人へ対するアドバイスの仕方です。

 

結論から言えば、「アドバイスの前に、まずは共感する姿を提示しましょう」ということです。

 

ボクは他人から相談事を受けることが多いです。

これまでの人生で何度も他人から相談を受けてきました。

 

昔のボクは「問題を解決する方向へ話を持っていこう」という意識しかありませんでした。

いまとなれば本当に恥ずかしいのですが、この思考には大きな問題があります。

 

他人の相談事を聞いて、適切なアドバイスを返し、問題を解決する。

完璧な流れに思えるかもしれませんが、いささか理想形に過ぎる気もします。

この流れには欠けているものがあるんです。

 

それが「相手への共感」です。

 

これが欠けていると、いくら正しくて素晴らしいアドバイスを返したとしても、逆にトラブルに発展することさえあります。

自分としては正しいアドバイスを返しているつもりでも、話が噛み合わずに相手が感情的になってしまったことはありませんか?

 

「もう良い!あなたには相談しない!」

 

せっかく相談に乗っているのに、こんな終わり方をするのは嫌ですよね。

ボクはこんな終わり方をした経験があって、本当にショックを受けました。

 

なぜこんなことになるのかと言うと、「相手がアドバイスを受け入れる段階になっていないにもかかわらず、アドバイスをしているから」からです。

 

まずは相手に共感の姿勢を示しましょう。

自分にも相手の痛みが分かる。

相手が本当に辛い思いをしていることを理解する。

アドバイスなどの話はそれからです。

 

相談をしてくる時点で相手は本当に傷ついています。

最初に少しでも傷を癒してあげるべきです。

 

そこからアドバイスしましょう。

 

たとえば、、、

「友人と喧嘩した」という相談を受けたとしましょう。

事の経緯を聞き、「友人に謝るべき」というアドバイスをするべきだと判断しました。

 

そこで、いきなり「友人に謝るべきだよ、なぜなら~」と伝えたならどうなるでしょう?

きっと相手は良い思いをしませんよね。

そのアドバイスを聞き入れてくれるとも思えません。

 

やはり最初は共感するところから入りましょう。

最初は充分に相手の痛みに共感してからアドバイスをしましょう。

 

個人的な経験も含めて言えば、相手に共感を示すだけで勝手に解決する方向へ向かうことも多いです。

いまのたとえで言えば、相談者が「なんか話したらスッキリした、明日でも相手に謝ろう」となってくれるようなパターンです。

きっとそれが最良の形だと思います。

目指すべきはこのような解決ではないでしょうか。

 

決して独りよがりにならず、相手に共感しましょう。

相手はあなたに頼ったのです。

相手はあなたを選んで相談したのです。

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