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ちゃんとグロい、痛い、エグい、だからちゃんと面白い「ザ・トリップ」感想 レビュー

目次

1.「ザ・トリップ」ってどんな映画?

2.どんな人におススメ?

3.珠音真珠の感想

※楽しみを奪わない程度に少しだけネタバレを含む記事です。

 

1.「ザ・トリップ」ってどんな映画?

いつも喧嘩が絶えない険悪な夫婦。

我慢の限界に達した夫が妻を殺そうと湖の別荘に誘い込むが、なんと妻も夫を殺そうと画策していた。

そこへ予期せぬ乱入者も現れて…

ジャンルとしてはホラーコメディですが、グロくて痛々しいシーンも多いので、苦手な方は要注意です。

 

2.どんな人におススメ?

・一風変わった映画が見たい方

・ゴア表現や痛々しい描写が平気な方

・純粋に楽しい映画が見たい方

 

3.珠音真珠の感想

ジャンルはホラーコメディ。

妻を殺そうと企む夫だが、妻の方も夫を殺そうと企んでいた。

この設定を聞けば、映画が好きな人であれば、何となくどういう作品か察しが付くでしょう。

ボクも(まぁ大体こういう展開で、こういう終わり方するんだろうなぁ~)と呑気に構えていました。

その予想は当たっていたのですが、思ったよりも良く出来ているし、思ったよりも全然面白かったです。

失礼ですが、ジャンル映画と舐めていました。

これはちゃんと評価されるべき作品です。

 

Q.どうせ夫婦が適当に乳繰り合って仲直りするんでしょ?

A.半分正解で半分不正解です。適当に乳繰り合ってるわけではありません。ガチで殺そうとしていますし、お互いがガチで悲惨な目に遭います。

 

夫(男)だろうが妻(女)だろうが、容赦なくぶん殴られる(暴力を受ける)し、容赦なく痛い目に遭います。

ゴア描写も手抜きなく、普通に腸(はらわた)が飛び出したりします。

 

この容赦の無さこそ、他の似たような作品と差別化されている点で、作品の吸引力を大きく引き上げているのです。

きっと、舐めて鑑賞したボクのような人間(少し調子こいた言い方をすると映画好きな人)ほどヤラれる作品と言えます。

(え?思ってたのと違うんだけど…!)と嬉しい誤算に頭を抱えることでしょう。

 

そして、鑑賞後は素直に気持ち良くなれるんですよ。

普通に良い話なんです。

悲惨な目に遭いながらも、結局は普通に良い映画として幕を下ろすのです。

 

つまり、これは本気で作ったジャンル映画であり、ホラーコメディなんです。

ちゃんとグロい、ちゃんとエグい、ちゃんと痛いからこそ、ちゃんと面白い作品として仕上がっているんです。

思わぬ掘り出し物として、ボクは本作を高く評価します。

ネトフリを契約している人はぜひチェックしてみてください。

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