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この街の悪は俺が摘出する「デス・ウィッシュ」感想 レビュー

1.「デス・ウィッシュ」ってどんな映画?

嫁を殺され、娘を撃たれた医者の主人公が復讐する話です。

監督はイーライ・ロス、主演はブルース・ウィリスです。

それなりにグロい(脳みそが飛び出るシーンもある)ので、苦手な方は要注意です。

 

2.どんな人におススメ?

・イーライ・ロス監督が好きな方

・戦闘スキルを持たない主人公が好きな方

・グロい映画が見たい方

・舐められていたオッサンがブチ切れるのが好きな方

 

3.珠音真珠の感想

「Theこういうので良いんだよ」映画です。

医者である主人公(ブルース・ウィルス)が、家に忍び込んできた強盗に家族を襲われ、復讐する物語です。

 

監督はグロ映画でおなじみのイーライ・ロスです。

「ホステル」「グリーンインフェルノ」にお世話になった好事家も多いでしょう。

そんなイーライ・ロス監督とブルース・ウィリスが手を組んだのだから、ニコニコしながら見るしかないですね。

 

あくまで主人公は医者であり、ソルジャーではありません。

戦闘能力はありませんし、年齢的にも激しい運動はできません。

 

しかし、そこはインテリ脳を持った医者です。

無駄に体を鍛えたり、格闘術を学ぶようなことはしません。

悪に立ち向かうために、迷わず銃を選びます。

You Tube的な動画から銃の仕組みや撃ち方を学ぶのです。

頭が良いです。

 

手術で培われた手先は銃のメンテナンスのため、

医学の知識は拷問のため、

医療は自分の怪我を治すために使われます。

主人公が医者である理由がよく分かりますね。

 

戦闘シーンもギミックが豊富で素晴らしいんです。

単純な撃ち合いだけではなく、その場の状況(死角にいる敵を監視カメラで確認して銃弾を打ち込むなど)を利用して相手を倒します。

相手の殺し方もアイデア豊富で楽しいです。

 

そして、グロいです。

イーライ・ロス監督の本領発揮です。

とは言っても、他のイーライ・ロス監督の作品と比べればグロさは控え目ですが…

 

個人的に凄く良かったのが、「娘が誘拐されなかった」ところですね。

ありがちな「娘を誘拐されて助けに行く」というプロットでは、娘の状態が気になって集中できないんですよね(もちろん、監督もその効果を狙ってるのだろうけれど)。

本作では、ずっと娘は病室で寝ていられるので、主人公に集中して見ていられるので良かったです。

 

こういうが見たかったという願望を満たすシンプルな映画です。

お気に入りの良作です。

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