嫁を殺され、娘を撃たれた医者の主人公が復讐する話です。
監督はイーライ・ロス、主演はブルース・ウィリスです。
それなりにグロい(脳みそが飛び出るシーンもある)ので、苦手な方は要注意です。
・イーライ・ロス監督が好きな方
・戦闘スキルを持たない主人公が好きな方
・グロい映画が見たい方
・舐められていたオッサンがブチ切れるのが好きな方
「Theこういうので良いんだよ」映画です。
医者である主人公(ブルース・ウィルス)が、家に忍び込んできた強盗に家族を襲われ、復讐する物語です。
監督はグロ映画でおなじみのイーライ・ロスです。
「ホステル」や「グリーンインフェルノ」にお世話になった好事家も多いでしょう。
そんなイーライ・ロス監督とブルース・ウィリスが手を組んだのだから、ニコニコしながら見るしかないですね。
あくまで主人公は医者であり、ソルジャーではありません。
戦闘能力はありませんし、年齢的にも激しい運動はできません。
しかし、そこはインテリ脳を持った医者です。
無駄に体を鍛えたり、格闘術を学ぶようなことはしません。
悪に立ち向かうために、迷わず銃を選びます。
You Tube的な動画から銃の仕組みや撃ち方を学ぶのです。
頭が良いです。
手術で培われた手先は銃のメンテナンスのため、
医学の知識は拷問のため、
医療は自分の怪我を治すために使われます。
主人公が医者である理由がよく分かりますね。
戦闘シーンもギミックが豊富で素晴らしいんです。
単純な撃ち合いだけではなく、その場の状況(死角にいる敵を監視カメラで確認して銃弾を打ち込むなど)を利用して相手を倒します。
相手の殺し方もアイデア豊富で楽しいです。
そして、グロいです。
イーライ・ロス監督の本領発揮です。
とは言っても、他のイーライ・ロス監督の作品と比べればグロさは控え目ですが…
個人的に凄く良かったのが、「娘が誘拐されなかった」ところですね。
ありがちな「娘を誘拐されて助けに行く」というプロットでは、娘の状態が気になって集中できないんですよね(もちろん、監督もその効果を狙ってるのだろうけれど)。
本作では、ずっと娘は病室で寝ていられるので、主人公に集中して見ていられるので良かったです。
こういうが見たかったという願望を満たすシンプルな映画です。
お気に入りの良作です。