1.「ランニングマン」ってどんな映画?

会社を解雇されてしまった主人公が、娘の治療費を稼ぐために殺人テレビ番組に出演するお話です。

ちなみに、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で、87年に「バトルランナー」というタイトルで過去に映画化されています。

バトルランナーを観ている方がニヤニヤできる演出もありますが、基本的にバトルランナーを観ていなくても楽しめます。

ほぼ別のお話です。

2.どんな人におススメ?

・80年代、90年代のアクション映画のノリが好きな方

 

3.珠音真珠の感想

最高でした。

映画ってこういうので良いんだよ!と、おじさんが言いたくなるような作品です。

80年代、90年代のケレン味あふれる、下品なジョークを撒き散らしながら暴れるアクション映画が好きな方はニコニコできるでしょう。

 

バトルランナーとはほぼ違う作品となっていますが、間違いなくバトルランナーの系譜にあると言えます。

しかし、圧倒的にランニングマンの方が映画としてのレベルが高いです。

緊張感の欠片も無い、筋肉お馬鹿映画のバトルランナーとは違います。

お馬鹿な要素(というかシュワルツェネッガー要素)は引き継いでいますが、緊張感もあるし、笑える要素もあるし、熱いメッセージ性もあるし、映画としては数段上です。

 

金策のために殺人テレビ番組に出演するお話です。

簡単に言えば、命を賭けた”鬼ごっこ”のようなゲームをします。

生き延びた日数によって賞金が与えられるのです。

 

バトルランナーとは違って、ちゃんと追い詰められるし、緊張感があります。

その場のノリと筋肉だけで解決するアーノルド・シュワルツェネッガーとは違って、今作の主人公は策を練ります。

命を狙って追跡するハンターも、間抜け揃いのバトルランナーとは違って、ちゃんと怖いです。

ちなみに、今作のハンターの隊長は安っぽい覆面を被った高身長の男です。

ビジュアルがチープで、昔の特撮の戦闘員くらいのイメージです。

しかし、極めて有能かつ、恐ろしい相手です。

このバランス感覚も、しっかりと狙って作られていると思います。

 

ただ…

やっていることは極めてアーノルド・シュワルツェネッガーなのです。

 

「良いか?最後にはお前も殺してやる…!」

大ボスに向かって啖呵を切る

 

関係のない一般市民の女性を巻き込んで、勝手過ぎる説教をしたあとに、

「ようこそ、ランニングマンへ」(ドヤァ)

 

敵「コーヒーを飲んでいるのか?」

主人公「ああ、お前も飲むか?」

コーヒーポットの横に隠した銃で敵を射殺。

 

なんというアーノルド・シュワルツェネッガー。

やっていることが、そのノリが、まさに昔のアクション映画なのです。

 

令和に作られたのが信じられないくらいです。

おじさんニッコリです。

 

ちょっとした不満点を挙げるのなら、

食事のシーンをもっと見たかったですね。

不味そうな缶詰など(携行食)を食べるシーンや、ゴミ箱から食べられそうな残飯を拾って食べるシーンなど。

サバイバルものなのに、食事のシーンが少ないのは残念でした。

 

もし、自分が子どもの頃に本作を観たのなら、絶対にヤラれます。

映画に対する性癖が完全に捻じ曲げられるでしょう。

それほどのエネルギーを持った作品です。