仕事中にハッとした気付きを得たのでシェアさせてください。
ボクは三十路の人間ですが、二十歳の若い子と一緒に仕事をすることになったんです。
その日の仕事は棚卸でした。
棚卸とは、大雑把に言えば会社に存在する商品をすべて数えることです。
ハッキリ言って退屈な作業であり、あまり楽しいとは思えません。
しかし、一緒に仕事をしている二十歳の子は「これ結構楽しいですね!」と笑顔で言ったんです。
ボクにとって衝撃でした。
ボクはこれまでさまざまな会社で何度も棚卸を経験しているので、その作業に新鮮味はなく、面白いとは感じません。
ただ面倒くさいだけの作業でした。
二十歳の子は、今回が人生で初めての棚卸だったらしく、楽しそうに作業をしていました。
ただそれだけのことなのですが、ボクにとっては衝撃的でした。
どうせ作業をするなら楽しい方が良いに決まっています。
面倒くさいと思いながら作業するボクと、楽しそうに作業する二十歳の子では、後者の方が良いですよね。
年齢を重ねると大抵のことに新鮮味が感じられなくなります。
たとえ初めてやることであっても、何となくどういうものなのか予想ができてしまいます。
そして、何より新しいものが怖くなります。
怖い、面倒くさい、煩わしいという気持ちが強くなります。
だって、わざわざ新しいことをするよりも、今まで通りのことをしていた方が楽ですからね。
ただ、それと引き換えに楽しさを捨てているのかもしれません。
新しいことをするのは怖いし、気力と体力を要するのかもしれませんが、楽しさを得るためには飛び込まなければいけないんでしょうね。
たまたま自分のブログを読み返してみると、過去にこんな記事を書いていました。
こんな記事を書いている本人ですら、普段から意識しなければ安定した道ばかり選んでいることに気付いてしまいます。
ボクは今回一緒に作業した二十歳の子の感性が羨ましくて仕方ありません。
それは年齢と共に自分が失ってしまったものですから。
しかし、新しいことをするのなら、また同じような楽しさを得られるのかもしれません。
もっと挑戦しよう。
もっと新しいものに触れよう。
本気でそう思う出来事でした。