暑い日が続いているので、納涼のために東北の冬を紹介したいと思います。
ガチで死にかけた経験も2つ紹介しますよ。
まずは↓の画像をご覧ください。
何だと思います?
雪原じゃないですよ、これは溜め池です。
溜め池の上に雪が積もっているのです。
もう少し分かりやすい画像も貼りましょう。
凍った溜め池と川です。
この画像だけでも涼しくなってきます。
■ガチで死にかけたエピソード1
ボクは小学生のころに凍った川の上で友だちとスケートごっこのようなものをしていました。
ある日、凍った川の上で足を滑らせて転んでしまい、したたかに顔を地面(凍った川)に打ち付けてしまったんですね。
その傷が今でも残っています。
何より、顔を打ち付けた部分の氷に、放射状に稲妻のような形でヒビが入ったのが本気で怖かったですね。
今でも思い出すと身震いします。
下手したら死んでいたかもしれません。
小学生が凍った川に落ちたら、ほぼ間違いなく凍死してしまうでしょう。
これがガチで死にかけたエピソードの一つです。
さて、東北では「雪下ろし」という作業が頻繁に発生します。
「雪下ろし」とは屋根に積もった雪を下ろす作業のことです。
毎年、怪我人や死人が出るほどの危険な作業です。
↓の画像を見てください。
これは屋根に積もった雪が落ちて来たときの状態です。
もし屋根の下に人がいたら押しつぶされて死んでしまいます。
「雪下ろし」作業を行う理由は主に2つあります。
1.単純に屋根から雪が落ちて来るのを防ぐため
2.家屋が雪の重さによって崩壊するのを防ぐため
1の理由について、
晴れた日や気温が高い日が続いたりすると、屋根に積もった雪が解けて落ちてきます。
その際に、屋根の下に人がいたら事故になります。
それを防ぐために、事前に雪下ろしをしておくのです。
2の理由について、
雪が屋根の上に積もり過ぎると、その重さで家屋が崩壊します。
これは大げさでも何でもなく、本当に崩壊します。
屋根が雪の形で歪んでいる小屋など、東北では当たり前に目にします。
崩壊までいかなくとも、雪の重さによって建物が歪み、ドアやふすまの建付けが悪くなるなどの被害が起こります。
それらを防ぐ目的で雪下ろしをするのです。
それでは実際に屋根に雪が積もった状態の画像をご覧をください。
少し確認しづらいと思いますが、屋根の上に積もった雪を、屋根の上から撮影しています。
凄い雪の量でしょう?
これらを屋根の上からスコップなどを使って、屋根から落としていきます。
もう一度言いますが、雪下ろしは本当に危険な作業です。
画像を見ているだけで分かっていただけると思います。
■ガチで死にかけたエピソード2
雪下ろし作業中の出来事です。
ボクは屋根の上で、凍った雪の部分に立ち、積もった雪を下に落としていました。
これは経験したことのある人なら分かると思いますが、濡れた屋根の上にそのまま立つよりも、凍った雪の上に立った方が足元が滑らないのです。
東北の家は、屋根に積もった雪が落ちやすくなるという理由で、屋根のペンキも滑りが良くなるものを使っています。
雪下ろしの作業中に足元の凍った雪が崩れました。
ボクは尻餅を着く形で転倒し、体育座りのような形でそのまま1メートルほど屋根下の方へズズズと滑りました。
目の前で崩れた雪が屋根下へ落下していきます。
ボクは何とか両手と両足でふんばって止まったのですが、ただ単に運が良かっただけだと思います。
もし、足元の凍った雪が崩れたときに、前のめりに転倒していたら頭から屋根下へ落下していたでしょう。
おそらく首の骨を折って死んでいたでしょうね。
そのときのボクは放心状態で、たっぷり10分くらいは屋根の上に座ってボーとしてしまいました。
死をリアルに認識したとき、人は動けなくなるものなのかもしれません。
無様ですが、そのあとは這うようにして(怖くて屋根の上に立っていられない)匍匐前進しながら屋根から家の中へ戻りました。
このときの経験は今でも思い出すと心臓が痛くなりますね。
何度も言いますが、「雪下ろし」は本当に危険な作業です。
文字通り命が掛かっています。
作業をする際には、気を付けましょう。
最後に、冬の景色を3枚貼って終わりましょう。
1.冬の線路
雪が降らない地域では見ることはないでしょう。
2.大きな氷柱(つらら)
小学生のころは、氷柱をへし折ってぶん投げたり、氷柱を武器のように振り回して遊んでいましたね。
今思えば危険極まりない。
3.道にたまった雪の壁
東北では除雪の際に、道の両サイドに雪をどかすのですが、その影響で雪の壁が道にできます。
とんでもない量ですね。
少しでも涼しくなっていただければ幸いです!