神奈川県にある「鐘ヶ嶽」(かねがたけ)という山を登って来ました。
結論から、映えとは無縁の地味な山ですが、ボクはかなり気に入りました。
山頂の景色や、美しい花などを求める方には向いていません。
しかし、落ち着いた雰囲気を持つ鐘ヶ嶽は、まるで隠れた修行場のようです。
体力を付けたい方や、山に慣れたい方は、一度は訪れてみても良いと思います。
ここからレポートです。
車やバイクで向かわれる方は、「広沢寺温泉駐車場」(こうたくじおんせんちゅうしゃじょう)を目指しましょう。
無料で車やバイクを停められます。
無料の駐車場が用意されているのは本当にありがたいです。
(駐車場が用意されてない山はあまり行く気がしなかったり…)
そこから歩いて、バス停の「鐘ヶ嶽」を目指します。
公共交通機関で向かわれる方は、最初からバスでこちらを目指しましょう。
バス停から民家沿いを歩いて行くと、「登山口」の標識が現れます。
そのまま進んでいくと石段があり、そこを登ると鳥居があります。
鳥居を抜けてさらに進むと、いよいよ登山開始です。
地面には、あまり小石などは見られません。
ほぼ土と落ち葉です。
足元がふかふかとして気持ちが良いです。
空気を吸い込むと、まるでカブトムシみたいな自然の匂いがします。
ちゃんと道も整備されています。
道の途中には仏像?のような石像が多数設置されています。
厳かな雰囲気が漂っています。
こちらも鐘ヶ嶽の魅力でしょう。
山頂までの道のりに、少しばかりひらけた場所がありますが…
そこまで絶景感はないですね。
映えるような絶景を期待している方は、近くにも良い山がたくさんあるので、そちらへ行きましょう。
さらに進んでいると、長い長い石段が現れます。
ここが鐘ヶ嶽で一番キツイのではないでしょうか。
石段を登りきると、「浅間神社」(せんげんじんじゃ)へ辿り着きます。
この日は小雨が降っていたのですが、神社の雰囲気とマッチしていて、とても美しかったです。
浅間神社から、もう少しだけ進めば山頂です。
では山頂の景色をどうぞ↓
え?と思った方もいるでしょう。
そう、まったく山頂感が無いのです。
せっかくなので、動画もどうぞ。
周りがひらけていないし、絶景を眺めることも出来ません。
強いて言えば、良く分からない石像が置いてあるだけです。
ボロボロになっていて怖かったので、ホラー風に撮影しました。
これは怖いですね。
山頂にはベンチテーブルが置いてあるので、そこでプロテインバーなどを食べました。
山頂で休んだあとは、「広沢寺温泉ルート」で下山することにしました。
広沢寺温泉ルートの方がちょっとだけスリリングかもしれません。
下山すると、道路に出ます。
この道路を右に向かうと広沢寺温泉へ辿り着きます。
途中でトンネルがありました。
これはかなりテンションが上がりましたね。
トンネルとかってワクワクするんですよ。
近づいてみると…
怖っ!
結構長いし、中は真っ暗です。
せっかくなので、こちらもホラー風に撮影します。
恐っ!
中は本当に真っ暗なので、ライトがあることが望ましいです。
もし中に人がいた場合、普通にぶつかっちゃうくらい真っ暗です。
暗いトンネルの出口は、少し神秘的です。
(登山中よりも、このトンネルが一番楽しかったかもしれない…)
こちらも動画を貼っておきます。
トンネルから広沢寺温泉へ向けてそのまま進んでいくと、水飲み場がありました。
もちろん飲みました。
冷たくて本当に美味しいです。
あまりに美味しかったので、水筒にも汲んで帰りました。
ぜひ、飲まれることをオススメします。
あとは無事に広沢寺温泉駐車場まで辿り着いて、今回の山行は終了です。
とくに美しい花などは見られなかったので、切り株から生えた草を撮影しました。
かわいい。
今回のメモ。
広沢寺温泉駐車場から鐘ヶ嶽山頂まで、休憩や写真撮影も含めて、およそ2時間。
鐘ヶ嶽山頂から広沢寺温泉駐車場まで、およそ1時間15分。
食べ物は、プロテインバー2本と、水2リットル。
とくに危険な箇所は見当たりません。
軽装でトレイルランニングをしている方を多く見かけました。
映えるような景色は期待出来ませんが、落ち着いた厳かな雰囲気を持った山です。
トレーニングや、とりあえず山に登ってみたい方にオススメです。
サクッと登ることが出来ますよ。
意外と穴場の山だと思います。