鉄拳8のキャラについて思うところを語ってみます。
今回は「風間準」、「ポール」、「クマ」、「ジャック」の4キャラを取り上げます。
2025年1月2日時点での意見です。
■風間準
稼働当初はヤバいネタ(1回のコンボで100ダメージくらい減っていたなど)が次々と発掘されて猛威を振るったが、現在はアップデートによって落ち着いたキャラ。
個人的には良キャラ。
紫雲(2WK)、竜車(4LK)、右アッパーなど、引っ掛ければ大ダメージを奪える技が多く、相手が手を出したところに技を仕込むのが強い(やられる側は激煮え必至)。
フレームとか細かい読み合いとか面倒なんじゃい!という方にオススメのキャラでもある。
どちらかと言えば、理詰めよりも嗅覚で戦うタイプのキャラ。
どんな場面からでも一発引っ掛ければ逆転できるので、最後まで気を抜けない。
しゃがパンから大ダメージを奪えるなど、尖った要素があるのも好き。
逆転性の高い性質、モーションの美しさ、エフェクトの派手さも含め、大会でも映える。
キャラのビジュアルも完璧(個人的にタッグ2よりも全然良い)。
これは息子の風間仁もマンモーニになるのも仕方ないのである。
■ポール・フェニックス
良キャラのなかの良キャラ。素晴らしい。
バランス良くまとまっていながらも尖った部分があり、個性が光る。
操作は決して難しくはないが、テクいことをしようと思えばできるのも好印象(壁コンの補正切りポン拳や二重潜り関連など)。
確定反撃も優秀で、フレームに詳しくなるほど強くなれるのも良い。
プレイヤーを育ててくれる最高のキャラ。
置き、暴れ、スカ確、鉄拳の三すくみを覚える上でも持って来いのキャラ。
さらに素晴らしいのが、爽快感があって楽しいこと。
相変わらずポン拳を当てたときの気持ち良さは半端ではない。
強いて言えば、コンボ中にきりもみやられ強が無いのがちょっと寂しいくらい(ただし、シーズン2のトレーラーで追加されているのが確認できるので今後に期待)。
ほぼ完璧。
■クマ
個性という言い方をすればそれまでだが、勝ち筋があまりに一辺倒過ぎるのが気になる。
誰が使っても、誰と戦っても、大体同じような戦術であまり楽しくないのが本音ではある。
鉄拳8の悪い部分でもある「これやっとけば良いじゃん」という部分があまりに出過ぎている。
もっと立ち回りに深みを出す方向で調整しても良いのでは。
フレームは決して優秀ではないが、長いリーチと、良くも悪くも妙な判定(足が引っ込んでいるので下段が当たりづらい、クマ限定コンボを用意する必要があるなど)で十分戦える。
マインドゲーム(心理戦)が得意で、スカ確が上手い反応の良いプレイヤーに向いている。
余談だが、ヒート中のクマは風神拳だけではなくヒートスマッシュも潜る。
■ジャック8
全然駄目。というのは言い過ぎだが、調整不足。
やりたいことは何となく分かる。
1LPでチマチマ削り、66LPをバラ撒いて牽制し、右アッパーを引っ掛ける。
このような、これまでの立ち回りではなく、新しく追加された構えを活かして戦って欲しいのだと思う。
だが、明らかに性能が追いついていない。
肝心の構えだが、対策されるとまともに機能しない。
一見すると強そうに見えるが、ぶっちゃけボッタクっているだけである。
さらに、押し付けが強い鉄拳8において、バクステが弱い、横移動が弱い、これだけで致命的である。
デカキャラだから仕方が無いのだが、問題はその弱点に見合っただけの強みが何も無いこと。
良い部分としては、弱いながらも使っていて楽しい。
ジャックでしか味わえない面白さがちゃんとある。
それだけに惜しい。
せめて構え関連は読み合いが回る程度には調整するべき。
ちょっとメタ的な視点で言うなら、鉄拳7からずっとポンコツロボのままなのだが…いつになったらまともに調整してくれるんだ?とも思う。
いい加減にして欲しい。
コンセプトは良い。勿体ない。